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「花粉」(3月1日)
「ちょっとだけまめに更新するコーナーをここで地味に始めます。
3日に一度かもしれないし、週1かもしれませんが、ストレンジ日和よりは確実に
更新されると思います。最近は週4回のライブ・デイズも終わり、平穏に暮らしています。
花粉の予感におののきながらも、知らんぷりして過ごしています。花粉には毎回対策を練って
挑んでいますが結果は毎回玉砕なので、今年は知らんぷり作戦を決行することにしました。
鼻腔に花粉がきても『いや、おれお前のことなんて知らんし』と知らんぷりです。へっくしょん。
よし!今年も負け戦だ」
『最近の読書1』(3月3日)
「堀江敏幸さんが書いた『雪沼とその周辺』という短編小説がとってもよかったです。中でも
『スタンス・ドット』という話は素晴らしく風景が浮かんできて極上でした。この人の本好きだなぁ。
あと最近読んだのは町田康さんの『猫にかまけて』。この本は弟にもらったのですが、元来
町田康好きの拙者、町田文体に酔いながらも徐々に最後の方は泣けてきて嗚咽でございました。
自分の家の猫を見ながら、もっともっと、もっともっと遊んでやろうと思った次第で候」
『最近観た映画1』(3月6日)
「今年は映画を100本観ると自分に言い聞かせていろいろ観ていますが、今のところ30本くらいのペースです。
ちなみに今年に入って観た映画は『ハウルの動く城』、『カッコーの巣の上で』(2回目)、『くたばれハリウッド』、
『ミリオンダラー・ホテル』、『アバウト・シュミット』、『幸せになるためのイタリア語講座』、『アイデン&ティティ』、
『ミスティック・リバー』、『スクール・オブ・ロック』、『ロスト・イン・トランスレーション』、『リアリズムの宿』。
この中ではダントツで『リアリズムの宿』が好きでした。日本人のリアリズム感が、排除された世界で
静かにうごめいていて印象に残っています。ずたぼろの宿に泊まって、あまりのひどさに蒲団の中で
笑いが止まらなくなるシーンはなんとも言えません。また80分という短さもよかった。何でも‘まぎれのないもの’は
いいですね。音楽ならばその人が作詞作曲して歌っているのが一番まぎれがないし、伝達力があります。
‘まぎれのないもの’。『これがやりたいんだ』という直線的な発露。この世で一番まぎれのないものは
なんと言っても小説ですが、大人数で作り上げた‘まぎれのないもの’は、映画にしろ番組にしろ雑誌にしろ、
見ていて妙な説得力がありますね。とにかく『リアリズムの宿』はよかった。『ゴッドファーザー』、『過去のない男』、『泥棒野郎』の
次に好きです。でもなんだかんだ言って『バック・トゥ・ザ・フューチャー』と『グーニーズ』が大好きです。ごめんなさい」
『エフェクター』(3月12日)
「最近エフェクターという機械を買いました。ギターの音を歪ませる小さな機械です。アンプと
ギターの間にそのエフェクターをセットして、もうこれでもかとぎゅいんぎゅいん弾きまくるのです。
これが最高に気持ちE。音が伸びて歪むのでうまくなった気がしてくる。魔法の錯覚ボックスです。
ドラえもんものび太君にあげればいい。『えふぇくたー!』。これが最近のぼくのストレス解消法。
みなさんにもおすすめです。ただ音がでかいので、ヘッドフォンをしなくちゃいけないのが
小市民っぽくてちょっとだけテンションが下がるので、気持ちB」
『眠る前の落語』(3月16日)
「ぼくは眠る前に落語を聞いています。もうここ2年くらい続いている習慣で、眠る前に落語を聞かないと寝付けない体になってしまいました。元々寝つきが悪く、最初は気を紛らわすためにCDを聞きながら寝ていたのですが、ノリノリになって踊りだしてしまうのでやめて、そのうちに落語を聞くようになりました。人の話し声を聞くと安心するのです。子供のころ絵本を読み聞かせしてもらうとでしたが、何回も聞くうちに慣れてきて、いまではだいぶ寝つきがよくなってきました。でも2年も聞いているうちに落語がないと眠れない体になってしまったのです。なのでぼくがもし結婚して奥さんと眠るときは、奥さんに落語をやってもらわないと眠れません。『するってぇとなにかい、熊さん』。どんな夫婦だい、はっつあん」
『花粉症その2』(3月19日)
「春本番ということで、花粉がひどくなってきました。特に鼻は完全シャットアウト状態です。最近ある人がこんなことを言っていました。『杉花粉を撒き散らしている杉は本来、生殖活動のために花粉を蒔いているわけで、それが鼻の粘膜に付着してくしゃみが出たり、あるいは目に入って目がかゆくなるのだ。生殖活動をしているのだから、それに敏感な人は色気のある人だ。逆に花粉症にならない人はセックスアピールが薄い人なんだ。花粉症の人はエロス人間。性的魅力がある人。花粉症じゃない人は非エロス人間。性的魅力がない人。どうだ』どうだ!?」
『男の走り方』(3月24日)
「この前ユーミンがラジオで『男が変な走り方をしていると冷める』と言っていました。
どうやら男の走り方にもカッコいい、カッコ悪いがあるらしく、横にバタバタとぶれているのは
だめなんだそうです。とにかく縦。空気を裂くようにして手を振るといいようです。でも何と言っても
男の走り方でカッコいいのは柴田恭平ですね。体を斜めにして銃を持ち颯爽と街を駆け抜けていく。
これから男は全員恭平走りをしていきましょう。街の急いでいる男全員があの走り方だったら、
日本は安泰。オーケー、タカ」
オープンキャンパス』(3月29日)
「只今、オープンキャンパスから帰ってきました。来てくれたみなさん、どうもありがとう。
あいにくの天気でしたが、なんだかとても居心地のいい空間でした。大好きな東京フィールドワークもできたし、
ベイスターズの優勝シーンも見れたし、山野は変態だし、やっててとても楽しかったです。
第2回もあると思うのでまたぜひ遊びに来てください。あとぼくの弟は相変わらず雰囲気のあるいい男
だと思いました」
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