『旅へ』(4月2日)
「4月3日から1週間、ロケのため北海道から東京まで旅をしてきます。旅の内容はまだ内緒ですが、そのうち日曜のお昼あたりに流れると思いますので見てくださいね。いま荷造りをしていますが、どうもぼくはあれやこれや考えて余計なものまで持っていってしまう性格のようで、おかげでカバンがパンパンです。さすがに落語のテープは置いていこう。本もあと2冊減らそう。早いところランニングとリュックサックのみで旅に出られるようなでっかい男になりたい」


『勘違い』(4月10日)
「1週間のロケも無事に終わりました。6月頃放送になると思うのでどうぞお楽しみに。ラジオでも言いましたが、新潟では取材したおばさんに『改名したけどがんばってね、モンキッキーさん』大別するとそういうことなんでしょう。おばさんの『だいたいの世界』は力強い。20%の物の捉え方。去り際に、『細木数子を見返してやんなさい』だって。仕方がないので、『うれCY』」


『寝ぼけていいとも』(4月14日)
「1週間ロケの最中は、だいたい夜の12時頃に寝て、朝の5時か6時には起きるという素晴らしい朝型っぷりを発揮していたのですが、帰ってきて2日もすればいつものように朝の6時に寝て、昼の12時頃起きるという生活に戻ってしまいました。ここ2週間、生活が逆転に次ぐ逆転といった展開で、野球ならばおもしろいでしょうが、体のほうは怒っているようです。普段ニキビなんてできないのに、ポツンとおでこにできちゃったりして。でもこの深夜生活もなんとかしたいのです。太宰治はあんなろくでなしなのに、朝の9時からちゃんと原稿を書いていたというではないか。町田康はなんと朝の5時から書いているとか。朝型が偉いとは言わないけれど、せめて3時に寝て、9時ごろ起きたい。寝ぼけまなこで見る笑っていいともは、ちょっとだけ、ちょっとだけ罪悪感あり」


『赤坂見附交差点』(4月18日)
「赤坂見附の交差点近くで、ぼくはよくネタ覚えをします。ひとりで交差点近くに立ち、ウロウロしながらネタを復唱するのです。周りがうるさいので相当集中しないとすぐに意識が別のところに行ってしまい、ネタが飛んでいってしまいます。でもそんな環境でもネタがつらつらと言えれば、もうこっちのもの。ときどきあまりに集中しすぎて大声で『アイシテルヨー』とか叫んでしまい、周りのサラリーマンが訝しげにこっちを見ますが、そんなときは知らん顔で横断歩道を渡って逃げます。ちょっと前も練習をしていたら男の人に『応援しています』と握手を求められました。『なにやってるんですか?』『ネタ覚えです』『大変ですね』『いや、そうでもないです』。あれは穴を掘って地下鉄で逃げたかった」


『伝統のS−B戦』(4月23日)
「先日、神宮球場で野球を見てきました。伝統のS−B戦。つまりヤクルト対横浜戦です。セリーグ随一の、地味なカード。観客も1万人そこそこでガラガラでした。お客さんも日陰っぽい人が多く、マニアックな感じです。夜はまだ肌寒く、こんな春先に野球を見る人は相当な物好きです。試合は4−4で延長に入り、12回の表に横浜が2点を取り、6−4で見事勝利。終わったのは夜11時30分。熱戦にもかかわらず、最後の方は寒くて寒くてくちびる紫。はやく夏にならんかね」


『米倉涼子』(4月27日)
「バンテリンのCMに米倉涼子が出ていますが、あれはどうなんでしょう」


『多忙は怠惰の隠れみの』(4月30日)
「多忙風の毎日を過ごしています。GW。こっちは稼ぎ時ですからね。世間が休みのときにぼくらは 働くんです。しかし先日『多忙は怠惰の隠れみの』という名言を聞きました。多忙だ、忙しい忙しい、なーんて 言ってるときってけっこう怠惰なもんだぜ、怠けてるんだぜ、という意味です。これは結構当たっていて、 多忙をいいことに、やらなきゃいけないこと、実はできることをやらない。全然やらない。部屋は汚くなる。 原稿も書かない。本も読まない。猫も撫でない。忙しいことはいいことですが、怠惰になっちゃあいけねぇなぁ。 忙しいのに怠けてたんじゃ、本末転倒。言語道断。でもまいっか。そんなにギシギシやっても満身創痍に なっちゃうもんね。と、十中八九で自己矛盾」



previous next
HomeNewsProfileScheduleMailYoshikawaNagashimaRadio
2005
1 January
2 February

4 April
5 May
6 June
7 July
8 August
9 September
10 Octber
11 November
12 December
2006
2007
2008
2009
2010



Domestic
ストレンジ日和
東京フィールドワーク
往復書簡
茄子日誌
PAGE TOP