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『いま欲しいもの』(5月4日)
「1、i Mac(15万円)。2、ギブソンのアコギ(20万円)。3、黒のスーツ(5万円)。4、本棚(4万円)。合計44万円也。44万円かぁ。そんなお金ありゃしません。どうすれば44万円もらえるのだろう。世の中のものがすべてプライスレスになればいいのにね。『i Mac、プライスレス』。すごい世界だ。そんな夢想のGW。働きます」
『お便り』(5月9日)
「みなさんから頂いたメール、ちゃんと読んでいますので安心してください。昔は量が少なかったのと
ぼくがかなり暇だったので(バカみたいに暇だった)1通1通お返事を書いたりしていましたが、
いまは有り難いことに以前より量が増え、昔よりはいくらか暇じゃなくなったので、なかなか1通1通
お返事というわけにはいかなくなりました。その分、『更新すること』でみなさんと交信していこうと思っています。
更新&交信。行進。孝心。口唇。最後の『こうしん』はなんかいやらしいね。口唇が行進。うわー」
『おでこ』(5月12日)
「丸坊主から約5ヶ月、だいぶ毛が生えてきて今ではすっかり短髪ライフを楽しんでます。なんか短いのも
いいなと。ぼくは日常ではとてもコンサバティブですから、ここまで短く髪を切る勇気なんてなかったんですね。
でも丸坊主になって、短髪になれた。長いのを切った短髪より、生えてきた短髪の方が毛が活き活きしている
気がします。なんか知らないけど喜んでる。そしておでこ。髪がモサモサしていた頃はおでこが髪で隠れていた。
今は広いおでこが全開ですから。おでこは運気をよび込むんだっけ?運気がたくさん入ってくるといいですな。
丸坊主という名の強制力。あなどれぬ」
『住宅広告』(5月13日)
「マンションのチラシや住宅情報を見るのが好きです。大きな不動産会社は自前で雑誌を作っていて、
それを眺めていると楽しい気分になります。また高級マンションのキャッチコピーがとてもおもしろくて、
例えば『感動を咲かせる2分がある』とか大きく書いてあるわけですよ。徒歩2分だ、というのをここまで
高級に出来るものでしょうか。ちなみに物件は西武池袋線桜台駅5200万円です。買えませんね。
他にも『流されない、譲らない』とか、『いつもそばにある、ハッピー』とか『動と静のクロスオーバー』なんて
カッコいいのもあります。変わったところだと、『目黒のへそ』。逆にそうきたか、という感じですね。
すごいのは虎ノ門の物件で、『中枢を生き、中枢に住む』。2億2千万。すごいねぇ。『中枢を生き』って
意味不明だもの。でもそこまで高いのならいっそ『2億2千万』とかわかりやすいコピーにしちゃえばいいのに。
『買えるものなら買ってみろ』とか。だめですかね、不動産屋さん」
『松井秀喜』(5月14日)
「インタビューの最後に必ず頬をくっと上げる松井が好きです。自分を鼓舞するように、慰めるように、
みんなに大丈夫心配するなというように。あの『くっ』が松井のすごいところだなぁ」
『ホワイトボード』(5月17日)
「ちょっと前にばかでっかいホワイトボードを買いました。思ったことを忘れないようにするため。
ぐっちゃぐちゃに書いてます。いま目の前に書いてあることは『ひらがなが多い太宰=女性文体、
漢字が多い鴎外・町田康=男性文体』、『心の態度を決めよ』、『怠惰が悪い、不努力が悪い』、
『流山のプール・致命的な夏』、『自分の表現を見ると安心する。でもだめ』、『山口瞳、向田邦子、
伊丹十三、橋本治→新たな先生』、『ハーゲンダッツのチャイ』、『1日って本当は長いはず』。
『現実は事実』、『うんこちんこですべて説明がつく』、『さよなら美意識』、『6本覚えろ』。
なんだこりゃ。メモするのはいいけど、書いたことで満足してる。ぜーんぶ消そう。あーすっきり」
『やめてくれないか』(5月20日)
「『まゆだよ、この前はどうもありがと!』みたいなメールがいっぱいきます。迷惑メールとわかっていますが、
一瞬「ん?」と頭をフラッシュバックさせてしまうのも事実。やめてくれないか」
『ロック・イン・ジャパン』(5月21日)
「出ましたねー、ロック・イン・ジャパン第2弾。ラジオをやり始めたので金・土は日程的に無理。
ということで3日目しか行けないですが、3日目がいいです。エレカシ、民生、斎藤和義、サンボ、スネオ、ピーズ、
マボロシ、曽我部。いいじゃない。んでまたサザンときた。坂本龍一ときた。『サザンオールスターズ』と
書いてあるだけでグレードが5段くらい上がるのはなぜだろう。ということで今年も行こう。暑い暑いひたちなかへ。
昨年はサマーソニックとかぶって行けなかったから。でも真心とか見たかったねぇ。スパルタローカルズ、
フジファブリックも見たかった。まぁ贅沢は言うまい。なにせサザンなんだから。理想はプラス、レミオロメン、
くるり、ハイロウズあたりが絡んでくるといいですね。あと力也とかね。ジョー山中とか。内田裕也とか。
あ、それ違うフェスだ」
『昔のビデオ』(5月24日)
「子供の頃のビデオが発見されました。おそらく5歳くらいの頃。砧公園をただひたすら奇声を上げながら
バットを振り回しているだけの映像。なんだか知らないけど自信になりました」
『ご協力』(5月28日)
「今日千代田線に乗っていたらNHK『義経』の中刷り広告があって、下のほうに『NHKへのご理解・ご協力
ありがとうございます』と書いてあってなんだか変だなと思いました。別にNHKに対して、特に理解してない。
電車のアナウンスでもよく『車内マナーにご協力ありがとうございました』と言うけど、別に特にご協力している
気持ちはないんだよな、と思ってしまう。押しつけがましいというか、勝手な事後承諾というか、なんだか
違和感を感じる。と、たまには世間に対しての批評を一発。」
『チャック・チェック』(5月30日)
「ぼくは本当によくズボンのチャックが開いている。なぜだかわからないけど、開いている。『吉川さんって
おしゃれですね』なんてことをたまに言ってもらえるが、そんなことはない。本当におしゃれな人はチャックなんか
開いているわけがない。舞台でもよく開いているので、見かねた長嶋がいつもネタをやる前にチャック・チェックをしてくる。
『大丈夫?開いてない?』。半分くらい開いている。バンドなどは舞台前に『今日もいくぜ!オー!』と儀式をやったり、
芸人でもハイタッチをして気合いを分け合い舞台に出る人がいるが、ぼくらの場合は必ずチャック・チェック。ひとつの儀式。
『大丈夫?開いてない?』『わお!』。そんなふうにして、ダーリンハニーは舞台に出ています」
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