『この兄弟差』(1月3日)
「明けましておめでとうございます。今年の元旦は朝から栃木で爆破ロケでした。何だかいい年になりそうです。ちなみに弟は6日まで沖縄でバカンスとのこと。今年の目標は人をうらやましがらないことです」


『真夜中電車』(1月4日)
「年が明けて3時ごろ電車に乗りました。真夜中に走っている電車って素敵だと思いながら乗りました。ぼくは夜型なので夜中に本屋が開いてくれているとうれしいし、電車も始終走っていて欲しいですが、終電がなくなると飲み会とかの区切りがよくわからなくなるし、どこもかしこも深夜営業されてもそれはそれでアメリカンでつらいのでやっぱり走らなくていいです。たまーに『真夜中電車デー』を作って、街に無礼講なムードが醸し出されると、いいなぁ」


『年賀状』(1月6日)
「年賀状が2通しか来なかった。そのうちひとりは『古川正洋様』(ふるかわまさひろ)と名前を間違えていた。寂しいといえば寂しいけど、ここはメールが発達したからと、すべて時代のせいにしたい」


『鼻歌』(1月7日)
「鼻歌はなぜかミスチルとユニコーンが多い。『恋なんていわばエゴとエゴのシーソーゲーム』、『振り返るな振り返ると終わりこの世はそんなもの〜』などをよく鼻歌っています。最近は長渕剛の『CLOSE YOUR EYES』もたまに出てきますね」


『壊れた』(1月10日)
「携帯電話がいきなり壊れました。東京腸捻転の朝、携帯を見たらば電源がついたり消えたりしていておかしい。放っておいたらウンともスンとも言わなくなってしまった。イースタンユースの曲の中で『携帯電話を破壊してようやく世界と繋がった』という歌詞があるけれど、実際ないと不安でございました。おろかです。スケジュールなども全部打ち込んでいたし、毎日事務所にも電話をするし、長嶋とも衣装などのことでメールをするし、やっぱりないとだめだ。悔しい。口では『いらねぇよ、インターネットも携帯も。都会は空気がきたねぇし田舎に住みたいよ』とか言っておきながら、そんなことしたら寂死(さみし。寂しくて死ぬこと)すると思います。気取ってるんだね」


『どちらにしようかな』(1月11日)
「子供のころ何かを選ぶときに歌った『どちらにしようかな』で友達と論議になりました。ぼくが歌っていたのは『どちらにしようかな天の神様の言うとおり、鉄砲撃ってバンバンバン、卵が割れた』でした。でも地方によっていろいろあるらしく、なんか歌詞の中に『柿の種』が出てくるところが多いようです。こういうのってどう伝播していくのでしょう。『いかりや長介頭がパー』や『エンピバリアー』とかね。いったい誰が作るんだろう。この作者不明感が謎めいていて探究心をくすぐられます」


『地味な生活』(1月13日)
「地下室で毎日稽古しています。昼過ぎからはじめて帰宅は終電前後。帰りの電車では中村一義『金字塔』とくるりの『図鑑』を交互で聴いています。今日、白目を剥いた酔っ払いおじさんがつり革にクネクネつかまる姿が晩年のプレスリーに見えました。それが今日のうれしかったこと」


『あらためて』(1月14日)
「いま移動中に高橋源一郎『さようならギャングたち』を再読しています。あらためて名著です」


『夢のち冬』(1月14日)
「冬は本当に布団から出られない。あの目覚ましが鳴ってからのモジモジタイムが、人生のよだれ部分のひとつなんじゃないかと思います。眠い。もっと寝ていたい。でも出なくちゃ。うつらうつら。夢の尻尾が掴める。あぶない。寝過死(ねすごし)。仕事。家庭。子供のため。子供なんていない。ぐるぐる。逡巡を繰り返し起きるまでの約5分。起きたらドタバタ。外は冬。食パンを口にくわえて駅まで走る。今日も冬。眠るまで冬」


『しーん』(1月16日)
「現在午前3時38分。激しいひとり稽古を終えて、『テレビでも見るかい』とテレビを付けたらば全チャンネル終了。目に入ってくる情報は『試験電波発射中』の文字。NHKに望みを託したところ、中国の崖の映像。外はしーん。一瞬だけ、自分が空洞になり無を体感す。数秒後、また芯が蘇生しいつもの部屋の中。もう寝よ」


『ゴール間近』(1月17日)
「眠る前に聴いていた講演CD 『完全版・昭和史』もいよいよ17巻最終回。最終回のタイトルはズバリ『ポツダム宣言受諾』。こんなの聴いてすっきり眠れるかー!!』 (なら聴くな)」


『お菓子』(1月18日)
「日頃はまったくお菓子を食べませんが、稽古をしていると無性に甘いものが食べたくなりむさぼり食ってます。なぜか買うのはいつもイチゴ系。クランキーのやつがうまいです。でも甘いものキングはなんと言ってもハーゲンダッツのアイスクリームだと思います。あれが100円くらいだったらいい世の中ですよ」


『バギ』(1月19日)
「『昭和史』という講演CDを聴き終わり、眠る前に聴くCDがなくなってしまったのでCDラックになぜかあったドラクエ3のオーケストラ・ヴァージョンを聴いています。街、城、ほこら、洞窟。だんだんと冒険している勇者になったようで、気分が高揚し案の定眠れません。でもドラクエの音楽はかっこいいなぁ」


『PLAY Tシャツ』(1月20日)
「Tシャツ作りました。夏になったら普通にこれを着て街を歩きます。同じのを着ている人を見たらニヤニヤします」


『はじめてのDS』(1月21日)
「マネージャー林さんがニンテンドウDSを取り出し、「やってみます?」と笑顔で言ってきたのでやらせてもらったら、面白くておったまげた。画面が二つ。タッチパネル。マリオカートをやったのですが、画面もきれいでびっくり。ドンキーコング以来ずいぶんとポケットゲームに触っていなかったので、その進化に鼻血ブーです。これ買う絶対買う!と叫んでいるとあっさり『いまは品薄でどこも売ってませんよ』だって。じゃあいーらない」


『さようならメモリーたち』(1月23日)
「携帯電話を修理していて帰ってきたらばメモリーが全部消えていた。電話帳、写メール、もろもろすべて。すっからかんになって帰ってきた。これはこれで清清しい。でもいざ電話を掛けようにも番号がわからない。掛かってきても090−うんちゃらかんちゃらという番号が表示されるだけで誰かさっぱりわからない。これは怖い。試しに電話に出てみて相手が名前を名乗らないと、その声としゃべり方だけで推測しながら話すから変な会話になる。男『久々に飲みに行きませんか?』、私『そうですねぇ、行きたい、ですねぇ』。男『でもいま忙しいもんね』、私『まぁそうですねぇ。忙しいっちゃ忙しいですよ』。誰だ、誰だ、誰だ。そんなことを考えながら話すのはひどく疲れるので、最近は『電話が壊れました。名前がわかりません。どなた?』と聞くことにしています。ゆうぞうさんなら電話の最初に『おつかれちゃーん!』って言ってくれるのですぐにわかるんだけど」


『乗ってみたい』(1月24日)
「路線図を眺めていると平気で2時間経ってしまいますが、千葉の方に『山万ユーカリが丘線』というモノレールが走っていて、駅名が『中学校』、『女子大』、『公園』などとてもそっけないんです。これは死ぬまでにぜひ乗ってみたいラインのひとつです。あとは秩父鉄道とか、いすみ鉄道とか銚子電鉄。まだまだ死ねないなぁ」


『散歩隊』(1月25日)
「春になったらば、『散歩隊』を結成して各地を歩いてみたい。何時にどこどこ集合とかで適当に集まって、ただひたすら歩く。歩く歩く歩く。写真を取るもよし、川遊びをしていて流されるもよし、ひたすらカップ酒を飲んでいるもよし。なんだか楽しそうだね!そんな夢想をしたくなるくらい、今年の冬はさむい」


『コンビ名』(1月26日)
「ちょっと前にラジオ局でひとりお茶を飲んでいたら、あややに会ったので『はじめまして、ダーリンハニー吉川です』とご挨拶をしたら、『じゃあ、相方さんは女性の方ですねぇ!』と言われ困惑しました。ちなみにうちの親父さんは相変わらずぼくらのことを『ハーニンダーリー』と呼びます」


『コスプレ趣味』(1月28日)
「稽古の息抜きに『恋の門』という漫画を読んでいます。主人公の女の子が猛烈なコスプレ趣味を持っていて彼氏が無理やりコスプレをさせられるのですが、あれはちょっと耐え切れんだろうなと思います。ぼくはまったくコスプレ趣味がないので、あれは無理です。…でも舞台じゃ変な衣装を着たりするなぁ。実は好きなのかしら」


『PLAYへどうぞ!』(1月31日)
「もうすぐ迫ってきました、単独ライブ『PLAY』。チケットを持って楽しみにしてくれている方、ありがとうございます。いま、行こうかなぁ、どうしようかなぁと迷っている方、ぜひぜひぼくらのライブを見てみてください。女性の方も男性の方も。働いている人も働いていない人も。教えている人も、教えられている人も。お笑いが好きな人もそうでもない人も。ひとりでもふたりでも。下北散歩のついででも。駅前劇場は渋くていい小屋ですよぉ。…と文字で書いてもやはり限界がありますね。日曜日。肉体でお会いしましょう。お待ちしています!」



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