『値上げだそうだ』(7月1日)
「たばこが今日から値上げみたいですね。値上げの際はいつもやめちまおうかと思いますが、談志師匠が提唱している『一度やったもんをやめる方が意志が弱い』理論に基づき、まだ吸い続けます。っていい訳だなこりゃ」


『行ったことがないところ』(7月2日)
「へ行きたい。歌舞伎、オペラ、裁判所、太宰治の斜陽館、人体の不思議展、姫路城、宮崎シーガイア。まずは7月だから、一度も行ったことがないビアガーデンへ行こう。その帰りに木久蔵ラーメンを食べよう」


『電源』(7月3日)
「パソコンがテレビのようにぱちんと付いたら未来と呼ぼう」


『自分を抑える』(7月5日)
「ぼくだけなのかもしれませんが、歯医者でウィーンと歯を削られているとき、舌がそのウィーンに近づこうとしちゃいます。だめだだめだといつもこらえています。結局ちゃんと舌は削られません。あとたまに演劇や映画を見ているとき、とてもいいシーンで『わー!!』とか客席から大声で叫んだらどうなるんだろうと思ってしまいます。でも結局やりません。ちゃんとやらないんです。あとたまに袖から人のネタを見ているときも、急に自分が舞台に飛び出したらどうなるんだろうと思います。でもやらないんですよ。やれれば大物なんですけどね。それか奇人」


『自分を抑えられない』(7月7日)
「先週エレファントカシマシのライブをひとりで見に行ってきました。渋谷AX。2階席のチケットを買ったので最初は2階から見ていたのですが、いつの間にか1階に降りていて、近くまで行って一緒に歌っていました。あのバンドのパワーはいまとんでもない」


『願望』(7月8日)
「週1ペースで電車を運転している夢を見ます」


『貧乏性』(7月10日)
「PCのウインドウが4つ開いているともったいないと思ってしまいます」


『偉人たちのしゃべり方』(7月12日)
「昔の人たちのしゃべり方ってどんなんだったんだろう。三島由紀夫や川端康成、永井荷風あたりまではテープで聞いたことがありますが、もうちょっと前、太宰治、夏目漱石、森鴎外あたりの声・しゃべり方を聞いてみたいものです。もっとさかのぼって、徳川家康や織田信長やペリーや聖徳太子のしゃべり方を聞いてみたい。ついでにインタビューもしてみたい。『いま明かされる、関ヶ原の合戦の真実!』。その雑誌めちゃくちゃ売れるだろうなぁ」


『飲み物』(7月13日)
「子供の頃は蛇口からオレンジジュースが出ればいいのにと思っていたけど、いまでは自ら進んで水を買う。お茶を買う。ジュースはまず買わない。ジュースに目もくれなくなった自分を誇りに思う。蛇口からはオレンジジュースより冷たいビールが出てきて欲しい」


『ショートパンツ』(7月14日)
「全然似合わないので外では履かないけれど、こうも暑いと似合わなくても履きたいので家で履いています。あとたまに裸で本を読んでいます。出来れば裸で外も歩きたいです」


『もっと寝ていたかった』(7月15日)
「昨日も京王線を運転している夢を見ました。高幡不動で目が覚めました」


『なんで冬のことをすぐに忘れてしまうんだろう』(7月17日)
「毎日『あちー』『うえー』と嗚咽に近い声を上げていますが、つい半年前はコートを着て『さみー』『きちー』と襟を立てちゃったりしてたんですよね。毎年繰り返す、冬の寒さを思い出せない症候群。でも辛くて忘れたいことは忘れられない症候群」


『神と話した五分間』(7月19日)
「今日、ぼくの中学からの神様、佐野元春さんとお会いすることが出来ました。何を話したのかはあまり覚えていませんが、『いいたいことが100万個くらいありますが、1つだけ言わせてください。好きです』とだけ言ったのは覚えています。完全に告白タイムです。少しお話をした後、ギターにサインをしていただき、がっちり握手をしました。『OK、がんばってね』と言われ、緊張のあまり『ふんがります』と答えてしまいました。明日はロケで朝がべらぼうに早いですが、感触を忘れないため、べらぼうに寝たくありません。あの笑顔、優しい声、紳士的な態度。すべてがMOTOでした。『ネタにしていいよ』とまで言ってくれましたが、もうたまにやっています。ごめんなさい」


『代えがない』(7月19日)
「11年前に買ったぼくの眼鏡。当時バイトでお金をためて5万円で買いました。最近買ったお店に行ったらば、この眼鏡は今では相当な貴重品だそう。壊さないようにしないといけません」


『書き慣れた字』(7月20日)
「自分の名前だけは、日本で三本の指に入るくらい上手いと思います」


『楽しみ』(7月22日)
「梅酒を漬けてみました。飲めるのは十ヵ月後。やはり楽しみは自分で作るしかあるまい」


『こつこつドカン』(7月24日)
「小学生の頃、夏休みの課題で『こつこつドカン』というのがありました。親の肩もみをしたり日記を付けたり、毎日できることをこつこつやる。そして一発ドカンとでっかいことをやる。何かを製作したり、成し遂げたり。とにかく大きなことを一発やってのけなくてはいけない。ちゃんと夏休み明けに発表もしなくてはいけません。みんなを驚かせなきゃならない。でもぼくは趣味を生かして毎回スタンプラリーをやっていました。当時からあまり変わっていないようです。長嶋くんは手作りでパチンコを作ったり、牛乳パックでロボットを作ったそうです。でも上には上がいて、マッチ棒で法隆寺を作っている人がいました。みんな『すげー』と驚嘆の嵐。うらやましかった。


この夏、ぼくらはドカンとDVDを出します。子供の頃から考えるとすごいドカン。DVD発売なんて。でも小学校時代にDVD発売したらみんな驚いたろうなぁ。『ぼくのドカンは、DVD発売です』『すげー!』。たまげたろうなぁ。いったい何のDVDかわかりませんが。DVDもなかったですが」


『熱中』(7月25日)
「デスノート3巻読むのに4時間も掛かってしまいました」


『新幹線』(7月26日)
「仕事でたまに乗ります。非常にうれしい新幹線。無用にテンションが上がります。事務所が取るチケットはだいたい喫煙席ですが(吉川は喫煙者だから喫煙席だろうという配慮により)、ぼくはみどりの窓口に行き、禁煙車に変えてもらいます。なぜか列車の中では煙草を吸わなくてもまったく平気。モクモク煙たい車両も好きじゃありません。そして窓際でないときも、みどりの窓口に行き窓際に変えてもらいます。これは単純に景色が見たいから。よーしと気合を入れて乗り、景色を眺めていると、いつの間にか寝ています。なぜか必ず寝てしまう。他の特急ではあまり眠くならないのに、新幹線は寝てしまう。テンションを上げ過ぎたからか、座席との相性がいいのかは定かではありませんが、たぶん新幹線のあのスピードが眠気を誘うんだと睨んでいます。早すぎて、眠くなる。すぐに目的地。得したような、損したような」


『近況』(7月27日)
「スピッツの新曲を聴いて、デスノートを読んで、『花よりもなほ』という映画が見たくて、天然水のモルツを飲んで、『太陽』という映画も見たくて、フリスクを噛んで、友達に子供が生まれて、相棒とほぼ毎日会って、朝眠って、眠る前には相変わらず落語を聞いている毎日です。夏はみなさんとたくさん会いたい」


『一極集中』(7月29日)
「毎日毎日、目を使いすぎですよね。もっと鼻とか耳とか、第六感とか使わないといけないと思います」


『武蔵小杉』(7月29日)
「横須賀線が新たに武蔵小杉駅に停車します。2009年を予定しています。渋谷−武蔵小杉間は湘南新宿ラインと東横線の競合になるのでしょうか。どちらにしろ、武蔵小杉はますます便利になりますね。2006年9月25日には目黒線も急行を運転開始予定。横須賀線に乗って鎌倉や品川に行ける。目黒線の急行に乗り、直通の南北線で都心にも行ける。2012年には東横線と東京メトロ13号線との乗り入れにより、新宿、池袋にも直通で行ける。いま、ムサコがアツイ」


『曜日感覚の喪失』(7月31日)
「楽屋にて、昨日のぼくらの会話。長嶋 『今日って月曜日だよね?』、吉川 『え、土曜日でしょ』。答えは日曜日。ひどい」


『がつん』(7月31日)
「本当に印象に残っている本って、おそらく3冊くらいだと思います」



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