『歯茎も乾く』(12月3日)
「昨日の合同ライブで合計40分以上小田急太郎をやりましたが、最後の方は顔の頬がつりそうでした。もっと頬を鍛えなければなと思いました」


『ポコポコ』(12月4日)
「加湿器の音がなんとも落ち着きます。寝るときも付けているので、ふとんに入り、ポコポコという音がだんだん遠くなっていく感じがたまらない。ただタイマー付きではないので、起きると窓がびしょびしょです。それもまたよし」


『新しいのに古さを求める』(12月6日)
「最近11年掛け続けている本妻メガネと同じモデル(色違い)を見つけたので買ってしまいました。後妻です。でもいま掛けているのは一生掛けるつもりなのでやっぱり浮気です。どっちでもいいです。恋に例えるのは無理がありました。しかし同じモデルとはいえ、11年ものの方は歪みや曲がりがもう独特で、新しい方を掛けるとまだまだ違和感があります。違和感をなくすためお店へ行き、いまの曲がりとまったく同じにするため、ものすごく細かい調整をしましたが、やはりちょっと違います。こう、触れた感じというか、キスをした感じが違うというか。やっぱり例えるのは厳しいです」


『お堅いお方ね』(12月7日)
「たまにHPを見ていると変に硬い言葉で怖いことを言われます。『正しくない要求』とか『ディレクトリが存在しない』とか、『サーバー内部エラー』とかいちいち怖いです。パソコンの中ではいったい何が起こっているのか。『取り消されたアクション』などと言われると、何が言いたいのか、そしてどうすればいいのか全然わかりません」


『旅の二日目』(12月8日)
「旅の一日目は心躍るもの。行きの電車や飛行機で『旅のピーク』はすでに終わっているくらいの高揚感。夜はわいわい飲んで、二日目。決まって具合が悪い。それまでの期待や想像たちがなんとなく地に足を付けてしまい、疲れもあるのか、ふにゃー。夜もちびちび飲むか、いっそ寝てしまうくらい。三日目からは盛り返しラストスパート。なので旅に行くならなるべく二泊以上がいいです。二日目がのんびりできるから」


『植物との会話』(12月10日)
「引越し以来ずっと育てていたセロームという植物(セロ美)が枯れてしまったので、実家にあった小さな竹を持ってきました。しっかり育ってほしいという願いもこめて、竹田剛三と名付け、水をやっています。植物はたまに話しかけるといいと母が言っていたので、『剛三、どうだい』、『剛三、談合問題はどう思う?』といろいろ話しかけていますが当然返事はなし。逆に心なしか嫌そうです」


『部屋に対しての関白宣言』(12月12日)
「湿度は常に60%でなくてはいけない。温度は常に24℃でなくてはいけない。1日3回は換気をしろ。パソコン・テレビは使わないときは消せ。机の上には適度に本を置け。カレンダーは大きめにしろ。できれば卓上がいい。時計は20分早めろ。いや余計に混乱するから5分でいい。本棚以上に本は買うな。はみ出したら本棚を買い足せ。食器はすぐ洗え。できればIKEAがいい。ゴミはためるな。朝寒くても出せ。これらは俺が全部やることだから、出来る範囲で構わないんですよ」


『すごい』(12月14日)
「引越しをして8ヶ月。最初はティッシュがなくなったり電球が切れたりして、自分に文句を言いながらいちいちコンビニに買いに行っていましたが、いまや補充のプロ。たまに大型生活量販店に買いだしに行き、切れてもすぐに押入れにある状態です。が、最近ホッチキスの芯が切れ、芯の予備はなく自分の甘さに気づきました。たしか実家にはホッチキスの芯まであったような。そう考えると母の予備力はすごい」


『たまに音はする』(12月16日)
「引越しをして8ヶ月。まだ左隣の人と会ったことがありません。これが都会です」


『川』(12月18日)
「近くに多摩川がありました。土手によく行きました。二子玉川と和泉多摩川では同じ川なのに雰囲気が全然違いました。大学の頃は永井荷風に憧れてよく隅田川に行きました。散歩をしているとなぜか川に出てしまいます。苗字が吉川だからでしょうか。その理論で行くと長嶋さんは島に引き寄せられ、鈴木さんは木で、山本さんは山。舞の海は海で、貴乃花は花。ジョン・レノンはレモンに惹かれ、ポールは棒。リンゴはりんごと星で、ジョージ・ハリスンはハリセン。書いていて最初はおっと思いましたが、最後は投げやりなだじゃれになってしまい、大変遺憾な冬の夕方です」


『ご利用』(12月19日)
「年末だから街がにぎやかです。たまに店先でおじさんが『ご利用ー!ご利用ー!』と言っているのを見るとなぜか笑ってしまいます。だみ声で『ご利用ー!ご利用ー!』とくるともうダメです。なにがご利用なのか。誰がご利用するのか。今年の最終週はアメ横でも行ってご利用おじさんに会ってこよう」


『世界とは気分の総称である』(12月20日)
「みんなの『面倒くさい』が3割減れば、きっと経済は3倍くらい成長する気がします」


『好きな人ばかり』(12月21日)
「お正月のカウントダウンジャパンに行きたい」


『夢に夢がない』(12月21日)
「明日は完売劇場のロケなのですが、夢でまんま完売劇場のロケの夢を見ました。ぼくは毎日夢を見る方でそれを日々の楽しみとしているのですが、最近は夢が直球だらけでつまらないです。もっと暗喩であって欲しい。こんなめちゃくちゃな夢を見たけれど、果たしてこれはどういうことだろうかといろいろ想像したい。イマジンしたい。きっと読書が足らないんでしょうね」


『ありがとう』(12月23日)
「本日29歳になりました。メールなどを頂いたみなさま、どうもありがとうございました。最後の二十代、いつも以上にのっぺり顔でコントしてまいります」


『いまさら成長』(12月25日)
「最近になってちょっとだけヒゲが生えるようになってきましたよ。ふふふ」


『健康好きの父』(12月26日)
「連日忘年会と称した、飲みたい人間たちとの集まり。父からもらった『しじみエキス』という肝臓にいいとされるサプリメントを飲んでいます。昔はよくウコンをもらいました。ローヤルゼリーも飲みました。『次は、畑シメジもあげるよ』と言っていましたが、いったいどこに効くのでしょう」


『モトに反応』(12月27日)
「佐野元春さんはファンの間で『MOTO』(モト)と呼ばれているのですが、あまりに好き過ぎると『モトクロス』とかでもビクっと反応してしまいます。今日も東急ハンズに行ったら『スノー・モト』という雪を滑走するマシンに反応してしまいました。しかし今日の東京は風が強かったです」


『小説を読む会』(12月29日)
「昨日はマシンガンズ・滝沢、トップリード・和賀ら数人で開催している『小説を読む会』でした。毎月一冊の小説を読み、みんなで議論しあうという大学のゼミのような会です。昨日は向田邦子で激論。忘年会でにぎわう居酒屋の隅で、『出だしが綺麗』やら『お手本だから書き写した方がいい』やら語り合いました。滝沢は読むだけでは収まらず、自分で小説を書いています。一作目を読ませてもらいましたが、オール手書き、誤字脱字だらけのすさまじいものでした。『唾を吐く』というところを、『吐くを吐く』と書いてあり、とんでもないです。すでに続編を書いており、1日50枚ペースで書いているよう模様。ロックと言っていいんじゃないでしょうか」


『お正月』(12月31日)
「さらば、2006。こんにちは、2007。正月は『伊豆・初日の出号』に乗りたいです。品川4時17分発です」


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