『2007』(1月4日)
「明けましておめでとうございます。今年のテーマは『これでいいのだ』です。正月は寝ては飲み、飲んでは寝ておりました。特別なことはせず、ボケーっとしていましたが、これでいいのだ。今年もよろしくお願いするのだ。正月の電車は空いていて気持ちよかったのだ」

『はじめの一曲』(1月5日)
「正月には必ず歌を一曲作っています。今年はマイナーコードを一つも入れないことを自分に課してみましたが、Emが一個だけ入ってしまいました。『右の頬を張ってくれ』という曲です。アルバムの8曲目くらいに入っている隠れた名曲となりました」

『ひとり静かにこぶしを握る』(1月7日)
「本日、エレファントカシマシのライブを拝観。宮本さんは、やはり日本一歌がうまい人だと思いました」

『東京銀色化』(1月9日)
「オレンジ一色だった中央線に、年末から銀色の新車両E233系が投入されました。少し前から試運転などで見かけるようになり、投入後は本格的に入れ替えが始まります。あのバカみたいなオレンジ(いい意味でですよ)がいなくなるのは時代とはいえ淋しいです。都内の車両はどんどんと銀色化が進んでおり、私鉄もJRもあまり区別がつかなくなってきました。子供の頃見た横浜線でのがっちゃがちゃ混成(緑やら黄色をごちゃまぜにして1編成で走っていました)が懐かしいです。でもお古だからってさすがにあれはないよなと子供心に思っていましたが。がんばれ京急の赤!ふんばれ西武の黄色!でも思いっきり銀色の東急8500系は愛着があるから好き。うふ」

『どうしても立川』(1月10日)
「どうしても見たい映画と、どうしても乗りたい車両があったので、立川に行くことにしました。上映まで時間があったので、立川まで遠回り。渋谷から井の頭線で明大前に行き、京王線で高幡不動。高幡不動から多摩モノレールで北立川。18:20〜見たかった映画、『リトルミスサンシャイン』。感銘。甘美。感涙。素晴らしかった。その後、20:20〜どうしても乗りたかった中央線新車両E233系待ち。待てど暮らせど来ず。寒風、乾燥、悪寒。何十本のオレンジをやり過ごし、銀を待つ。銀はあまり好きではないけれど、やはり一度は乗りたい二律背反。やって来たのが22時。足のつま先、感覚なし。乗り込んだ新車両は新しいマシンのにおい。シート硬めも、振動なし。さすが新車両。小便をためて帰宅し、泡盛を熱して飲む。疲れが根こそぎやってくる。しかし『どうしても』がダブルで出来たことに感激。なんだか立川が好きになりました」

『日々のミッション』(1月11日)
「先日、テレビデオのビデオが壊れました。うんにゃらとテープが絡まり、デッキから出てこず。しかし元ビデオ屋店員吉川、落ち着いて対処、最小限の被害。しかしデッキは故障。普通のテレビに格下げです。今日は自転車に乗ろうとしたらば、チェーンが外れていました。漕いでも漕いでも空転。しかしそこは元自転車屋…ではないので、なにもできず近くの自転車屋へ。1500円の出費。この毎日の人生。日々の細かい試練に立ち向かう我々。次はどんなミッションが仕掛けられているのでしょう。最近はチェーンやテープ系が多いので、次は子供の縄跳びが顔面直撃と見ました。かかってきやがれ」

『当たり前』(1月12日)
「ずいぶんと生活が夜にずれ込んでいたので、ちょっと前から意識的に『朝型生活』をしています。一番難しいのは朝起きることです」

『十条』(1月14日)
「最近埼京線の十条駅を通りました。7歳くらいの頃、友達が十条に住んでいて一回だけ遊びに行きましたが、ものすごく遠く感じたので『十条は遠いところ』という情報が勝手にインプットされていましたが、最近通ったら案外近くてびっくり。情報を修正。『じゅうじょうはちかいところ』。大きくなると小さい頃漠然と遠く感じていた距離があっさり縮まって驚きます。からだがまだ小さいと、距離も長く感じるのでしょうか。でも大きくなっても遠く感じるところは遠いものなぁ。紙の路線図と、頭の中の路線図の違いはいつまでも続きます」

『イエー』(1月16日)
「ビートルズ・アンソロジーのDVDを10日くらい掛けて毎晩ちょびちょび見ていました。合計670分。まだしばらく頭の中がビートルズです。終わってしまうとビートルズの習慣がなくなり、どうしましょうとうろたえる。コピーバンドでもしますか」

『夜のプロ』(1月17日)
「朝型生活、3日で終わりました。8時に起きて昼ずーっと眠くて、夕方も眠くて、さて寝るかと夜12頃寝ようとすると1時ごろ目がギンギンに冴えてきます。結局3時過ぎに寝て8時に起きて…。一日中眠いのに、夜中はギンギン。10年近く夜型なので、もう夜のプロなのでしょう。朝のプロだった学生時代が懐かしい。もうここは夜のプロを引き受けて、夜のお仕事でバイトでもしてみようか。ホスト、まさ。メガネを取れといわれそう」

『やはり』(1月18日)
「将棋が強くなりたいですよね」

『銚子に行きませんか』(1月19日)
「いま銚子電鉄の運営が非常に厳しいようです。小さい頃乗った気もしますが、近々また乗りに行こうと
思っています。終点で名物のぬれ煎餅を食べながら、潮風に吹かれる。なんかいいなぁ」

『がんばれ、にっぽんのでんしゃ』(1月20日)
「ジャカルタに東急の8500系が走っているので乗りに行きたいんです。向こうは電車に石が投げられるらしく運転台のガラスに網がつけられています。高級路線の田園都市線で走っていた8500系。第二の人生で石が投げられるというのは多少ハードですが、そこはタフな8500系。ぜひ応援しに行きたいです。あとブエノスアイレスで走っている丸の内線も」

『ロスジェネ』(1月21日)
「いまの25歳から35歳くらいの世代をロストジェネレーションと呼ぶのだそうです。失われた世代。何を失われたのかさっぱりわかりませんが、失われたものは取り返すしかあるまい。やってやるんだ。まずは何から取り返そう。視力あたりからいきたいな」

『アウトブレーク』(1月22日)
「いま突然『アウトブレーク』という警告が出てきて、『このコンピュータは急速に広がる脅威から保護されません』と言われました。なんでしょう。もう終わりなのでしょうか」

『寝過ぎ』(1月23日)
「たまに十何時間も寝過ぎて頭が痛いときがあります。あまりに痛いので薬を飲んでみるも治らず。何も出来ないので寝てみたらスッキリ。寝すぎは寝て治す。おぞましいほどの時間の無駄です」

『電車と音楽』(1月24日)
「音楽を聴きながら電車に乗ります。はじめて乗る路線はしませんが、その路線に慣れてくると、今度は音楽とのシンクロを楽しみたくなります。薄く音楽を聴いていると、そこにモーター音やらレールのジョイント音が入ってくる。目に風景が飛び込んでくる。トンネルもまたいい。オリジナルラブの新譜は日比谷線との相性がばっちりだったし、アナログフィッシュの新譜は昼のこどもの国線と合いました。海ぶどうを食べながら泡盛を飲むと倍おいしい気がするように、電車音×風景×音楽を掛け合わせるとたまに3倍化を感じます。いや、6倍化。いや、無限化」

『あたらしい路線』(1月25日)
「東京メトロ13号線(渋谷−和光市間)の名称が『副都心線』に決まりましたね。平成20年6月の営業開始を目指いるそうです。要町、千川あたりはもう家賃が上がっています。池袋も、新宿も、渋谷も一本。住むのはまぁ置いておいて、便利になることは間違いないです。東京メトロはこれ以上新線を作らないらしいですが、東京縦貫鉄道・吉川線(赤羽−羽田空港間)も予定では非常に便利なので、半分くらい出資してくれませんか」

『伊東屋に行こう』(1月28日)
「ひょんなことからニンテンドウDSを手に入れまして、脳トレというやつをやっています。四字熟語や漢字はなかなかできるのですが、日付計算というやつがまったくできません。『あさっての5日前の3日後の明日は何月何日?』みたいな問題が出るのですが、まず今日が何月何日なのかわからないのでよく間違えます。『4日後は何曜日?』くらいかんたんな問題も平気で間違えます。曜日感覚、日付感覚がゼロに近づいている。ゼロの渦の中心にいると、たまに宇宙を感じる。そこは無だ。常に時空がねじれ、重力が消え失せ、部屋の中にいてもまるで水の上に浮いているような気がしてくる。いや、そんなのうそだ。頭を振って部屋を見渡すと、まずカレンダーがない。伊東屋に行こう」

『生活キー』(1月30日)
「たまに友とスタジオに入ってがっちゃがっちゃ音を出しています。作った曲が溜まっていたのでみんなで演奏してみるも、キーが異様に低くて歌えず。友から『あなたが作った曲でしょ』という視線を受けつつ、『ごめんなさい、2つ上げで』、『いや、4つで』とばかみたいに転調してもらい、何とか歌えました。たぶん部屋でぼそぼそ歌いながら作っていたので、キーが低かったようです。ん、まてよ、もしや普段のテンション=『生活キー』が低いから曲のキーも下がっちゃってるのかな?と帰りの井の頭線で思うも、キーが高いと単に近所迷惑だからだと気づき、安心の各駅停車渋谷行き」



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