『表現は親離れから』(9月1日)
「何かを表すということは、きっと親から離れるということ。いやらしいこともみっともないことも
丈夫な気持ちで投げ放つこと。ハンマー投げみたいに思いきり飛ばすこと。恥ずかしがらずに
あぁぁぁぁぁと叫ぶこと。でも実家にはよく帰ること」

『イン風呂エンザ』(9月4日)
「ライブにライブ。阿佐ヶ谷に新宿。インフル対策として帰宅したらすぐお風呂に入ってます。
うがい・手洗いが必須なら、すぐに風呂場で手や体を洗いながらうがいもしちゃえばいいと思うのです。
帰宅の弾みでイン風呂。いまのところお勧めです」

『選んだら、そういうこと』(9月5日)
「仕事が終わって毎日24時くらいにナイトウォーク(夜散歩)をしている。30分ほど。むかし運動不足を感じて
毎日走ったらヒザを思いっきり壊したので、続くように30分。半分は走る。これなら続く気がする。ちょうどいい。
頭の中が空転する感じもまたいい。いろいろなことを考える。はたまた考えない。それの繰り返しですぐに30分。
それ以上やるとヒザを壊すのでやらない。あの爆弾を抱えている悲壮感もカタルシスな感じでいいけれど、今回は
なるべく続けたい。今日は家に着く手前に、『選んだら、そういうこと』と思った。選んだことは、そういうことなのだ。
…まだ多少自分でも意味がわかっていないけれど、何だかよしと拳を握った」

『夜食』(9月6日)
「夜食はスープはるさめに限る。量も罪悪感もちょうどいい。これはもう限ります!」

『至福でGO』(9月8日)
「夜中NHKでやっているローカル線の番組を見ながらヤクルトを飲むのが至福の時です」

『王子と玉子』(9月9日)
「王子でライブ。空き時間に散歩。チェーン店が少なくて中華料理店が多い。お腹がすいたので町の蕎麦屋に入り、
月見そばを食べる。腰の曲がったおばあさんが『玉(ぎょくそば)そば〜』と厨房にオーダーしているのがカッコ良かった。
後ろのおじさんは玉子丼。『はい、ぎょく丼〜』。王子と玉子。字が似ているけれど、特に名物ではないだろうから
たまたま我々が玉子モードだっただけなんでしょうね」

『茄子』(9月10日)
「格言:『成したものだけが語れる』 のならば、やはり成さなければいけないのだと思います。
ごめんなさいそんな格言ないです」

『夕方/夜。路線でいろいろ』(9月10日)
「夕方の井の頭線は学生が多い。その中に混じってつり革につかまっていると一瞬学生になれる。
放課後の解放感と、毎日の退屈、漠然。頑丈で爆発的なセクシャル。何を考えているのかわからない
同級生の女の子。もう戻れない。でもたいして戻りたくもない。今年で16歳の倍、32歳。その倍は64歳。
そう考えると人生は案外長い。丈つめをしたズボンを片手に、一旦家に帰る。これから事務所で打ち合わせ。
次は夜の銀座線。十時を過ぎるとちょっと酒臭い、アダルト銀座線。朝も夜も夕方も、とにかく鉄道にごくろうさま」

『日本博打党』(9月12日)
「みなさんが一生遊んで暮らせれうように、国家予算をラスベガスで倍にしてきます!
ダメだったら頑張ってまた働きましょう!なんてのは怒られるんでしょうね」

『iロンPod』(9月14日)
「iPod shuffleを買った。最近毎夜24時頃から散歩しているのでずっと音の友が欲しいと思っていた。
電気店を見たらたまたま新しいiPod shuffleが売っていて即購入。これが小さいのなんの。もう爪切りくらいの小ささだ。
家庭によって爪切りの大きさは違うがとにかく小さい。これに1000曲入るという。訳がわからない。でもナイトウォークは手ぶらでやりたいので最高である。いやいや昼寝にもいい。原稿を書く前のテンション上げにもいい。でも一番いいのはアイロンだ。テレビを見ながらアイロンするのはなんかむなしいと思っていた。なのにシャッフルでエレカシやウルフルズやハイロウズやスピッツや中村一義やキリンジやくるりや佐野元春やジュリーや拓郎や怒髪天がご機嫌に流れる。だんだんアイロンも乗ってくる。私の中で数年止まっていた音楽熱がよみがえってくる。新しい音楽も聞きたい。そしてアイロン以上にiPod shuffleを使って生活を機嫌良く過ごせる環境づくりはできないか?と考えた。一瞬『風呂だ!!』と思ったけれどあっさりぶっ壊れるでしょうね」

『上げ下げ』(9月17日)
「打ち上げ&打ち上げ&打ち上げ。3日連続。体のために明日から打ち下げていこうと思います。
下げ方がわかりませんが、とりあえず水をいっぱい飲みます」

『急なレア』(9月17日)
「中野でライブ。総武線に乗っていたら中野の車庫に新しい成田エクスプレスがいて大興奮。
そういえば先日池袋で189系の修学旅行列車を見て大興奮したばかりだった。なにかいいことがあるのかしら。
でも私以外は誰も興奮してませんでした」

『どんとこい』(9月19日)
「私はどんな色の服でもいける。青だろうが赤だろうが緑だろうが案外いける。昨年は黄色をぶつけてみた。
さすがに黄色は厳しいだろうと思ったらいけた。ピンクも紫も茶色もグレーも大丈夫。夜歩きながら、なんでこんなに
いけるのかと分析したら、結局顔が薄いからという結論に至った。そう思うと風が少し冷たく感じた」

『先生、危ないと思います!』(9月20日)
「シルバーウィーク。馴染めない名前だ。ゴールデンウィークPARTUにすればいいのに。家族でお墓参り。食事。
みんなで口内炎について語り合う。帰宅しナイトウォーク1時間。え、ここに?なところに銭湯を見つける。2年間
風呂なしに住んでいたので銭湯を見つけると嬉しい。あと最近の自転車は速すぎてすごく危ないと思います」

『くたばれストイック』(9月22日)
「原稿を書く前のネットサーフィンさえなければもっと早く寝れるのに!平気で1時間もしやがって!
もっとストイックになりたい!みなさんおもしろいことを無料で書くのはもうやめにしませんか?」

『町の音』(9月23日)
「車がゆっくりカーブを曲がるとき、下にマンホールがあると『アオッ』という音がする。まるでマイケルジャクソンだ。
今日はその他にも駐車場を出るときのブーブーという警告音が、マンガ喫茶のマンボーの宣伝カーと共演していて
グッときた。ブーブーブーブー、マンボーマンボー激安マンボー、ブーブーブーブー、楽しさも抜群〜、ブーブーブーブー。
すごいシンクロ。町の音に耳を澄ませられるのは秋の証拠です」

『朝まで生テレビ』(9月26日)
「おじさんが怒っている姿を見るのは楽しい。でも昔よりメンバーがあっさりした気がする。なにせ中学校の頃から
見ていたらからいま見ると少し物足りない。昔は途中で帰っちゃったり殴り合い寸前だったり緊張感がすごかった。
でもあのテーテーテテテテーというテーマ曲だけは着メロにしたい」

『TL』(9月27日)
「今日山手線に乗ろうとしたら命名100周年記念号とバッタリ。噂通りの真っ茶色。素晴らしい幸先。こんな一日の
始まりがあっていいのだろうか。その後、よしもとプリンスシアターで行われた『TLグランプリ』に出る。TLとはズバリ
鉄道LOVEの略。出て行ったらお客さんがあまりにたくさんいてびっくりしました。鉄道用語をバンバン入れても呼応
してくれる熱いお客さんで嬉しかったです。帰りも山手線で帰ったら向い側に100周年記念号。何この偶然。
こんな一日の終わりがあっていいのだろうか。とにもかくにもTLデーでした」

『なきゃないで、あったらあったで』(9月28日)
「家を片づけていたら一瞬、全部が要らない物に見えた。テレビもパソコンも冷暖房もカーテンもデジカメも音楽も
本も映画もFAXも、なきゃないできっと暮らせる。ないのだからない。当然のこと。でもあったらあったで素晴らしい。
『あったらあった』は暮らしをほっとさせ、充実させる。お笑いもなきゃないでみなさん暮らせますが、あったらあったで
きっといいもんです。あったらあったをよくしたいな、と思わせてくれる世界を希望」

『06』(9月29日)
「仕事帰りの千代田線。いつもの能面顔で突っ立ていると、激レアな06系が入線してきてビックリ!!
これって1編成10両しかないんじゃなかったっけ?最近やけにレアな車両を見る。私に降りかかるラッキーは何だ!?
それとも何もないのか!?ともかく赤坂の駅で喜んでいるのはぼくだけでした」

『超えろ数字を』(9月30日)
「数字の世界だ。年齢、売り上げ、動員、アクセス数、視聴率。数字数字数字。数が何だというのだ。
数が僕らに何をしてくれたというのだ。圧迫し、苦しませ、頭の中は数だらけ。124万5891だ。これはなんの数字だ。
9435。これは僕が昨日歩いた数字です。万歩計を買いました」

2009