『名前』(6月1日)
「娘の名前は『吉川こまち』にしました。のぞみ、ひかり、あずさ、スイカ、パスモ、リニアなどの候補がありましたが
どれも本人は辛いと思うので、一番可愛らしい新幹線の名前から拝借しました。洒落小町なんていう落語ありますし、
街にいる気立てのいい子という意味もあるそうです。でもほぼ響きです。名前を付けたのなんてダーリンハニー以来。
とにかく元気ならそれだけで十分です」

『ノンポリ野郎は今日も寝る』(6月2日)
「iPhoneもiPodも使っているけれど、パソコンはWindows。周辺機器も各社バラバラ。
見境がないというかポリシーがない。こういうのを無党派層というのでしょうか」

『竜兵会』(6月4日)
「昨日はダチョリブレ初参加。上島さんは打ち上げで突然『俺は悔しいよ』と言って泣きだした。と思ったら
肥後さんと頭のかじり合い。横目で見ていた有吉さんは『上島さんは52歳で死ぬと思う』と言っていた。上島さんも
なぜか静かにうなずいていた。今日はライブ。帰宅して書きもの。気分転換は三線で沖縄気分。
深夜の杏仁豆腐が胃にしみます」

『点灯』(6月5日)
「椅子で考えごとをしていてふと右下を見たらプリンタの電源が付きっぱなし。もったない。あーもったない。
考えごとも忘れました」

『寝台特急』(6月9日)
「3日ほど北海道ロケに行っていました。7月からBS12というチャンネルで新たな鉄道番組が始まります。
詳細はまた後日あらためてお知らせします。とにかく僕は北斗星に乗りました。20年前に乗った時には
興奮しすぎて一睡もできませんでしたが、今回も同じでした。少し詳細を語っている気もしますがお楽しみに!」

『持ち主』(6月11日)
「部屋で大きなくしゃみをしたらギターの弦がピーン。瞬間『ファだ!』とひらめいたけど確かめようなし。
でも絶対音感の持ち主とする。絶対絶対!って言い張ってたまにおもちゃを買ってもらえた成功体験をもとに」

『一貫性』(6月13日)
「地下鉄に乗る。空いているけれど立ちたい気分。風景は見えないけれどトンネルなりの冷えたよさがある。
3駅。だんだん座りたくなってきた。5駅。なんだかねむい。でもここで座ったらあまりに一貫性がない。空いているのに
立っていた人が座るなんて志が低い。あの人はずっと立っていたかった人ではないのか。結局僕はあくびをして座った。
自分を貫くのは大変なこと。一番いいのは最初からドンと座ること。半端なカッコつけが一番ぶれるのだ。
明日は太田プロライブです。新ネタをやりますのでお暇な方はどうぞお越しください。と突然告知する一貫性のなさ。
きっと僕は明日もぶれています」

『打つのにすごく時間がかかったんだろうな』(6月16日)
「母からはじめてメールが送られてきた。昔は電話の保留ボタンさえも押せず、『正洋に変わります』と言って
おもいっきり電話を切っていた母。その母がまさかメールとは。2010。ここに携帯電話の普及を宣言します。
らくらくホンではありますが」

『ぷつん』(6月17日)
「都合が悪くなったら再起動。パソコンはいいよなぁと思います。人に当てはめたら昼寝?マッサージ?酒?なに?
きっと当てはまらないんだろうなぁ。でもこっちには好奇心と魂(ソウル)がありますから。負けちゃいられませんよ。
絶対に負けられない戦いは何気に毎日あります。たいていは引き分けで持ち越しで忘れてぐだぐだです」

『N'EX』(6月19日)
「ただいま鉄道ファンの間では『成田エクスプレスが長野電鉄へ譲渡』の話題でもちきりです。
長電は小田急ロマンスカーも走っているし、私鉄&地下鉄の名車もいるので元々熱いのですが。
都市と空港を結んでいたN'EXが、りんご畑を走る。うーん、余生っぽくて素敵」

『W杯』(6月20日)
「打て!とか自分で!と言ってますが、僕なら確実に捻挫すると思うんですよ」

『山脈』(6月21日)
「ライブのエンディング。長身のブラックパイナー山野、ギース尾関、風藤松原まっつんに囲まれ身動きとれず。
こんなに背の高いディフェンダーに囲まれたら前に出られないわ、とFW気分を味わうも、積極性のなさは
折り紙つき。どちらにせよシュートは打てませんでした」

『童謡タクシー』(6月23日)
「先日急ぎの仕事がありタクシーに乗った。車内では小さい頃に歌った『トレロカモミロ』が掛かっていた。
久しぶりに聞いたトレロカモミロは何だか沁みた。運転手さんに『これ懐かしいですね』と言ったら、昼はよく
童謡のCDを掛けているとのことだった。何だかいいなと思った。僕も最終的にはカモミロになりたい。吉川カモミロ。
男の中の男だけど、とてもねぼすけ。戦いより、昼寝が好き!オレ! 」

『シージとマーバ』(6月25日)
「母は最近おばあちゃんになった。『なんて呼んでもらうか考えたの』と言うので聞いたら『マーバ』だと言う。
マリヨ(名前)バーバでマーバなのだそうだ。隣りにいた父(シゲル)が、『じゃあ俺はシゲル・ジージだからシージだ』と
言っていた。一瞬CGのおじいちゃんを想像した。シージとマーバ。ジブリっぽくもあり、そしてドラクエっぽくもある」

『とりとめなし日記』(6月26日)
「浅草でライブ。会場に入る道すがら、新しい東京タワーがドンと見えた。まだ建設途中だけどやはりでかい。
ずっと通っていた街の景色に塔が入り込むのは偉業っぽくていいと思った。会場の入り口で呼び込みさんが
『お笑いは副作用のないお薬です』と言っていた。たまたま医者のコントだったのでいいお薬を出そうと思った。
帰り道、やけに結婚式帰りの人に会った。ドレス姿に引き出物。ネクタイを緩めた赤ら顔。今日は絶対に大安
だろうなと思って調べたら先勝でした。あと高橋源一郎さんの新刊を買いました。ベイスターズは大敗です。
どうすれば…」

『201』(6月28日)
「先日、友と中央線201系さよならツアーを敢行。10/17にさよなら運転が決まり、日常的に乗れるのはあとわずか。
新宿→武蔵小金井→御茶ノ水。クーラーの轟音、チョッパの高音、ビルに映る真オレンジ。あんなに走っていたのに
残るは1編成のみ。いつもの『もっと乗っておけばよかった』が去来し、自責に次ぐ自責。とにかく最後まで無事でね。
201系のことは高円寺のフリーペーパーの『SHOW-OFF』にも書かせていただきました。高円寺の方はぜひ!」

2010