『2009』(1月1日)
「明けましておめでとうございます。正月の東京はとても静かなのでまずは正月散歩にくり出します。
今年もダーリンハニーをどうぞよろしくお願いします」

『謹賀新年』(1月2日)
「年賀状、2通。来年こそは3倍増といきたい」

『夢はでっかく』(1月3日)
「初夢は密漁にくり出す夢を見た。正月からどんな心理状態なんでしょうね」

『正月、終了の鐘』(1月4日)
「インスタントジョンソンすぎさんの家で新年会。マシンガンズ西ちゃんと私の3人。3人鍋。3人酒。3人ピザ。3人トーク。こじんまりとした胃にやさしい新年会でした。のわりにたいそう酔っぱらっいました。明日はラジオ。仕事復帰できるでしょうか」

『お』(1月5日)
「赤坂・日枝神社のおみくじは『みくじ』と書いてあって好感が持てる。『お』を取っ払うことで直球感が出る。
茶、味噌汁、金、酢、菓子、尻。でもばあさんだけ貧乏臭いので『お』をつけたいと思う」

『生活は哲学だ@』(1月6日)
「DVDの操作をしている時ひとつ取ってもそう。停止と一時停止ではどう違うのだ。はたまた
私自身がいま一時停止の状態になってやしないか。それとも30秒送りか。巻き戻しか。 再生(復活)するための
録画消去もあろう。DVDは宇宙だ。人生の縮図だ。私はいつも『再生』に価値基準をおいて生活していきたいと思う。
なんでこんなごっちゃごちゃなことを言い出したんだ。それはきっとお正月に録画しておいた立川談志師匠の番組を
何時間も見たからです。勝手に生きるべし。嫌なことはしない方がいい。人生成り行き。談志師匠の格言は見事に
達観 クールです。DVDも勝手にいじるべし」

『生活は哲学だA』(1月6日)
「起き掛けにいきなりギターを弾いてみた。私はヒゲもそんなに生えないし、顔もそんなに洗わない。
起きてすることがない。なのでギターを弾いてみたらものすごくうるさかった。腹が立ったので寝たけどもう
眠れなかった。することはないか、と鏡を見たら見事に髪の毛が爆発していたので決定。
起きたらまずは髪を整える。ギターは寝起きのふらつきが消えたあと。奥さんはとっくに仕事に出ている」

『生活は哲学だB』(1月6日)
「バーゲンというんですか、セールというのか、とにかく1月は冬服が安い。買おうか買うまいか悩んでいた
セーターが半額になっていた。すぐに買う。でもバーゲンに行くといつも思う。あの時の買おうか買うまいかは
何だったんだろうと。『時間が立てば安くなる』というのは摂理かもしれないが、人には当てはまりませんように」

『生活は哲学だC』(1月7日)
「年末、友人Sから掃除機をもらった。それ以来、毎日掃除機をかけている。床にほこりがたまるのを
楽しみにしている。私はどうやら掃除機が好きらしい。でも掃除はそんなに好きじゃない」

『あゆ』(1月8日)
「母が電車の中で浜崎あゆみを目撃したと言っていた。サングラスをかけて人目を気にしていたらしい。
に、似ているギャルでは?と言いかけたがぐっと飲み込んだ。親孝行をしたと思う」

『歌』(1月9日)
「昨日今日と2日連続で歌を歌う仕事。ギター一本・弾き語りを本職にしている方は凄まじいと思います」

『真冬』(1月10日)
「寒い。8月にはTシャツ着てることを考えると、日本はけっこうわけのわからない国だと思います」

『なんでもラッキーと取る』(1月12日)
「昨日は写真家・前康輔くんのHP制作のお手伝い。友人のドラゴン宅へ行く車中の、前くんとの会話。
『吉川さん、今年はAB型の水瓶座が一番運勢がいいんですよ』、『そうなの?』、『さっそく今年に入って2つもいいことがありましたよ』、『たった10日で?』、『えぇ。ひとつは親父が引いたインフルエンザがうつらなかったこと。もうひとつは安くていい感じのテーブルが見つかったことです』、『お、前向きなだけだね!』、『インフルエンザは予防接種が効きましたよ』、『え!予防接種までしてたの?運がいいと言えるのかね』、『とにかく今年はいいですよ。うつらなかったんですから』。
それくらいでよければ私も今年はいい感じだ」

『ブルブル』(1月13日)
「なんか寒いなーと思ったら冷房をかけていた。冷房分の電気代は返ってこないだろうか」

『のんき』(1月15日)
「稽古の日々。帰って地図とにらめっこ。そして原稿。お茶。今日行った喫茶店では周りの大人がみんな
お金の話をしていた。これは加入が絶対義務で、これは一回払い始めるとずっと払う種類のもので。
会社設立の話を税理士としていることまではわかったものの、その先は『大変だな』としか思わず。
ぼくらは真剣にふざけながらのんきでいよう」

『偶然』(1月16日)
「打ち合わせ→打ち合わせ→ライブ。どの間も1時間ほど微妙に時間が空く。仕方がないのでグルグルと自転車を
走らせていたらバッタリ土屋礼央さんとお会いする。お互い自転車同士。タモリ電車クラブ同士。びっくり。
『そういえば明日タモリ倶楽部放送ですね!』と会話を交わす。大奇遇。『それでは!』。礼央さんはとてつもなく
さわやかだった。私ももう少し颯爽と生きていきたいと礼央さんを見て思いました」

『つながり』(1月17日)
「『寒い』と『眠い』ってかなりの背中合わせですね」

『どこかに華を』(1月18日)
「二人で地下にもぐりネタ作りの毎日。イチゴを買って帰って原稿書き。地味な暮らしもイチゴの華々しさで乗り切れます」

『試着』(1月19日)
「いいコートがあったので『試着していいですか?』と聞いたら『客です』と返された。気まずいまま試着。
鏡を見たら全然似合わず。ダッフンダ!と言ったらすべて解決するかと思ったけど無理そうだからやめた。
でも言うべきだった。きっとダッフンダの先にいいことがある」

『俺たちには餅がある』(1月20日)
「なんかお腹空いたなというとき、最近よく餅を食べている。餅の腹持ちは尋常じゃない。今までどうしてそんなに
食べなかったんだろう。餅はおいしい。醤油をひとかけ、きなこをさらさら、のりをひと巻き、あずきを添えて。なんでもいい。
太らない体質をいいことに夜ごと餅餅餅。飽きそうな勢いだ」

『雪は降らんかね』(1月21日)
「連日打ち合わせに次ぐ打ち合わせ。明日も明後日も。夜は原稿。空いた時間に散歩。そば。餅。見通しが立ったら
冬のアイスに手を伸ばす。お腹にホカロン貼りながら。最近ふたたび東京フィールドワークを書きたいです」

『シンボル』(1月22日)
「耳かきが見当たらない。白いフサフサこと梵天が付いていないので余計に探しづらい。
梵天なんていつ使うんだとなめていたけど、あれは耳かきの象徴で大切なものだ。私もメガネがなければ
のっぺらぼうなように」

『チェ』(1月23日)
「チェ・ゲバラは相当にカッコいい人なのだろうが、どうしても最初のチェがおかしみを出しちゃってる気がする。
そう思うのはネガティブな時にちぇ、と言ってしまう日本人だけなのだろうか」

『歯』(1月24日)
「歯医者に行けない。予約を入れると仕事が入るのくりかえし。もし予約を入れまくれば仕事が入りまくるのだろうか。
でもそんなに忙しくなくてもいいので、今まで通ーり予約を入れよう」

『稽古の日々』(1月25日)
「毎日毎日相棒のナガシと会っている。5時間稽古があったら2時間はくだらない話をしている。
自分でも5時間やれよと思うけれど、小学校からの同級生だ。仕方がない。恥ずかしい共通話を山ほど知っている。
本当はミヤノやコウスケの話だけで一日潰せるけれど、2時間で抑えているところが大人になったところです」

『かぶる』(1月26日)
「4日前に書いた耳かきの梵天の話は、2年前くらいにも同じことを書いていたらしい。こうやって毎日連ねていると
むかし何を書いたのか忘れてしまいます。これからも『連ねかぶり』があるかもしれませんがご了承ください」

『更新作業』(1月27日)
「パソコンは目が疲れる。やはり本の方が目にやさしい。でもインターネットはなんだかんだで便利だ。
こうやって好きな時にみなさんへ発信ができる。でも紙モノで目にやさしい発信ツールはないかと考えた。
すぐに答えは出た。FAXだ!これからは毎日みなさんにFAXで日々の連ねを更新しようかしら。
『わたしの今日はこんなでした』と。何の為にだ。番号も知らないのに」

『私なら』(1月28日)
「二兆円あったら路線一本引くなぁ」

『レバーからなにから』(1月30日)
「野方でライブ。終了後、東京ダイナマイトさんお二人に焼きとんをごちそうになる。べらぼうに美味しかった。
あの方々はどれだけ美味しい店を知ってるんだろう。今日はつられてよく食べました」

『爺』(1月31日)
「『文字の大きな時刻表』というのが売っていてたいへん見やすいです。もう戻れません」

2009