『ダーリンハニー吉川の全国縦断鉄博巡り』という本を出しました。全国書店で発売中です。チラ見でも構いませんのでぜひ見てみてください。 今回は鉄博本発売にちなんで、私なりの鉄道博物館を楽しむ5つの方法をご紹介いたします。鉄道博物館といえば大宮にある鉄道博物館が有名ですが、その他にも全国に大小を含め80箇所以上もあるのです。その中身は様々ですが、今回は私が一番通った『電車とバスの博物館』から私なりの楽しみ方をお届けします。 田園都市線・宮崎台駅にある 電車とバスの博物館 通称・電バス |
【その1 改札を入るところから鉄博ははじまる】 鉄道系の博物館は自動改札で入場できるところがけっこうあります。いつも使っている自動改札も、鉄道博物館では立派な展示物。私は子供の頃、この自動改札を通るのが無性に嬉しかったのです(当時は高津駅にありました)。当時はまだ半分くらいの駅できっぷをハサミでカンカンしていたので、自動改札はすごく未来な感じがしたものです。それが今やチャージでピッ。タッチ&ゴー。博物館に来ると、「2009年は案外未来だな」と思います。 入場券を買って(大人100円・子供50円) 博物館への扉が開く 「入口が自動改札」というのは博物館の遊び心ともいえるでしょう。普通に人がいて検札するのは簡単ですが、ここは鉄道博物館の気概!やはり入口は自動改札! |
【その2 まずは歴史を調べてみよう】 鉄道博物館は大きな展示物やアトラクションが多いです。車両がドーン、シミュレーターがバーン!天井高ーい!…といきなり展示車両に走って行きたくなってしまところですが、ここははやる気持ちをグッと抑えて、歴史ゾーンで勉強しましょう。その方が実際に保存車両を見た時にちょっとした有名人を見た時のような感覚が味わえますし、実車を見た時のありがたみが増します。ひとまず地味に、成り立ちを学びましょう。 昔の運賃表 制服の歴史 デハじいちゃんの昔語り(約8分間) 聴き入る デハじいちゃんは昔話風に、東急線のあらまし、車両の変遷、現在の東急線の姿などを語ってくれました。たいへんありがたいお話でした。 普段普通に使っている鉄道も、歴史や背景を知るだけで少しだけ見え方が変わってくるものです。さて歴史を学んだところで… |
【その3 クイズをやってみよう】 鉄道博物館によくあるのが鉄道クイズ。これは必ずやっておきたいところです。先ほど学んだ歴史や知識も、ここで生きてきます。「あれ?これさっきどこかに書いてあったな」ときたらこっちのもの。そのためにも歴史→クイズの流れがいいのです。 クイズに挑戦 電車博士だね ヤッター 注意していただきたいのは必ず初級からやること。いきなり上級だと問題が難しすぎてやる気をなくします。ひいては鉄道自体に興味がなくなるのでまずは簡単な問題からいきましょう。 |
【その4 展示車両に乗ってみよう】 さぁいよいよ展示車両。博物館では昔走っていた懐かしの車両が展示されています。大人にとっては懐かしく、子供にとっては不思議に見えるはず。現代はステンレスやアルミなど銀色の車両がメインですから、昔の鋼鉄製のボディーは今や貴重です。歴史やクイズでじらしておきながら、どーんと展示車両を見るのがいいと思います。中に入れる車両には中に入り、シートの硬さや匂いを存分に味わいましょう。 かわいいたまちゃんに乗れるよ たまちゃんに乗ったよ 古い匂いはいい匂い ちょっと休憩するもよし |
【その5 シミュレータをやって運転のむずかしさを知ろう】 鉄道博物館のメイン・イベントともいえるシミュレータ。もちろん置いてないところもありますが、大きな博物館にはだいたいあります。鉄道は車と違って運転ができません。その抑圧を解放できるのがこの運転シミュレータです。 『電車とバスの博物館』では指導員の方が運転のやり方を教えてくれます。小さい頃、私はここで熱血指導を受けました。とにかく鉄道は運転が難しい。その難しさを知ることが、一番の目的です。本物の運転手さんの凄さを感じる。シミュレータをやると当たり前に乗っている日頃の電車がとてもありがたく感じます。 熱血指導 真剣 難しい! 真剣な姿が映し出される いやぁ楽しい! いつか大金持ちになったら、シミュレータ・ルームを作るのが私の夢です。 最後は模型ショーを観覧して おみやげにつり革を買いました |
鉄道博物館は能動的に楽しんでいくことの大切さを教えてくれます。遊園地みたいに待ってても何かが驚かせてくれることはありません。積極性・参加性が重要 な場所です。そして平日ならば安くて空いています。焼肉よりも、鉄道博物館を楽しめるカップルはきっとうまくいくと私は勝手に思っています。 でも、はっきり言って一番喜ぶのは子供です。 お父さんお母さん家族サービスにぜひ! たまに私のような大人もいますが。 ぜひ! |
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