東京は相互乗り入れをしている路線が多い。例えば小田急線&千代田線&常磐線。はたまた田園都市線&半蔵門線&東武伊勢崎線。京王線&都営新宿線などなど。各社連携をして積極的に乗り入れをしている。会社が変わると運賃は増すけれど、利用者には大変便利である。 日本最大の乗り入れ路線といえば、京急&都営浅草線&京成&北総&芝山である。なんと5社の相互乗り入れ運転!これはすごい。ホームで待っていれば5社それぞれの車両が代わる代わるやってきて楽しいことこの上ない。 今回は、そんなめくるめく5社乗り入れの世界へご案内いたします。 |
京成高砂(たかさご)にやってきました 京成高砂。兵庫県と北海道にも高砂という駅があるが、こちらは東京都・葛飾区の京成高砂駅である。ホームが4番線まであり、5社の車両を存分に堪能できる。準備万端、ひたすらホームで車両を待つ。 ひたすら待ちます 何が来ますかね。やはりここは京成の駅なので最初は京成車両ですかね。しばらく待っていると、入線のアナウンス。 っといきなり北総車両がご登場!! 北総7300形 京成でもなく京急でもなく都営でもない。いきなりの北総登場に初っ端からテンション↑ おおすごいぞ高砂。いいぞ高砂。 すると… 京急新1000形&1500形がダブルで入線! 真っ赤なボディが神々しい。 京急のダブルとは恐れ入りました。 あの京急レッドを見るとなぜか血が騒ぎます。 早くも北総&京急をゲット(といっても見てるだけ)。 今度は1番線に京成車両が入線 間髪入れず都営の車両が登場 京成の古参・3500形 早くも4社を見てしまった。北総、京急、都営、京成。もうお祭り状態である。きっと鉄道に興味がない方はまったくもってどうでもいいことでしょうが、これだけの形式が拝めるというのはすごいこと。例えれば、様々なアーティストが競演する夏のロックフェスティバルが毎日行われているようなもの。ちょっと違うような気もするけど、絢爛豪華な5社乗り入れ。伊達ではない。 なぜか目が細い京成パンダ号 スカイライナーが通過 北総のイカした車両、C-flyer 銀色車両が激増している昨今、赤かったり白かったり、青かったりが楽しめる路線は東京ではなかなか少ない。京成・北総の温故知新、下町テイストな顔もうれしい。 古き良き顔、北総7250形 ここには載せきれないほど写真を撮った。高砂に来てよかった。といっても都営線内でも、京急でも相互乗り入れ特有の車両博覧会は楽しめる。 ただひとつだけ気になることが それは「芝山鉄道」の存在である。 4社はわりと簡単に見ることが出来た。普通に1時間もホームにいれば各社の車両は来てくれる。しかし芝山鉄道の車両は、なんと1編成しかない。 乗り入れをしているということは、それだけ路線が長いということ。ひとつ見逃してしまうと次来るまでに延々と待ちぼうけをすることになる。 しかしもっと困るのは、その芝山鉄道の車両が車庫でお休みしている場合だ。昼間のダイヤは過密ではないので、本数を減らすために車庫で休んでいる場合が多 い。ファンの間で「お昼寝」と言われる状態だ。もし芝山鉄道の車両がお昼寝しているとしたら、走ったとしても夜だろう。たまに検査などでずっとお休みとい うことだってある。 どうしましょ せっかく5社乗り入れを体感しに来たのに、4社だけでは少し残念。ふたたび、「どうでもいいではないか」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ここは是非ともこだわりたいところ。 しかし! ここでなぜわざわざ京成高砂に来たのかという謎が解き明かされる。 なんと高砂には車庫があるのです! 謎でも何でもないでしょうし、解き明かすとはオーバー過ぎる表現ですが、5社乗り入れロケをする際、芝山鉄道の車両を見るのはかなり困難だと判断しておりました。運が良ければ来てくれるでしょうが、昼間はなかなか難しい。 お昼寝中だと車庫が近くにいなければ拝むことができない。 結果、京成高砂をロケ地としたのです!! (大オーバー) 中央にいる緑と赤のラインが芝山鉄道の車両 芝山鉄道の車両、やはり高砂にいらっしゃいました。 私のカメラではアップがあれで限界。でもお昼寝は確認できた。これで5社乗り入れコンプリートである。 芝山電鉄の車両は京成電鉄からのリースなので見た目はほぼ京成。でも帯の色が違う。この線内で緑色の帯を見た方はかなりのラッキーといえるでしょう。 気分がいいので線路の交差を味わい 車庫周辺で京成の円熟味を体感 |
5社乗り入れは壮観だった。 待っているだけで愉快な相互乗り入れの世界。 編成や形式の違いとそれぞれの味わい…。 しかし、今回はなんとも下町っぽい京成電鉄に魅せられたロケでございました。 帰りは高砂の隣、柴又に寄って だんごで一杯 |
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