『ジャカルタ』(4月2日)
「ロケでインドネシアのジャカルタに行ってきました。とにかくすごかったです。放送は4月中旬だと思いますので
またお知らせします。4月1日は飛行機の中で『下は日本海だよ』と自分に嘘をつきました。帰宅し昼寝。夜、李さん整体。
久々にネットをしたら『欽ちゃんが被告に』と書いてあったので、鉄道ファンが被告!?どうしたんだろうと思ったら、
萩本欽一さんのドラマの話でした。単純な認識ミスかインドネシアの疲れかはまだ不明です。お知らせとしては
今日のお昼13時からニッポン放送のラジオに出演させていただきます。日本はひたすらホッとします」

『ベイ…』(4月3日)
「休み。今年初の神宮へ。伝統のヤクルトー横浜戦を観に行く。試合は猛烈な乱打戦。結局12-13でサヨナラ負け。
川本選手にサヨナラ2ランを打たれる。そういえば昔土橋選手にサヨナラスクイズをされたのを思い出した。僕は
どれだけサヨナラをされたんだろうか。でもいい試合だった。野球はピッチャー。だけどピッチャーの調子が悪い方が
見ている方は面白いです。22安打で負けるとは…辛抱辛抱」

『ウェディング・パルック』(4月5日)
「友の結婚式。純粋な結婚式に出るのは初めて。そしてスピーチ。新人の初打席らしい、フレッシュな
バッティングが出来たと思う。というかちゃんとしたスピーチがわからないので、逆にそれがよかったのかもしれない。
僕は二人のキューピッド。だったら天使の羽を付けよう!と前日の風呂でひらめいたが、どこを探してもなかった。
芸人の家だというのに。もう夜中になってしまったので、せめて天使の輪だけでもと思ったら奥さんが蛍光灯の丸い
パルックを持ってきてくれた。僕はパルックを頭に乗っけて精一杯スピーチをした。何とか笑ってくれた。よかったよかった。
ただ外し所が見当たらず、式の最中2時間ほどずっとパルックを頭に乗せておくしかなかった。頭に接続部の突起が
当たって痛かったけれど、最後はそれにみんなでメッセージを書いてウェディング・パルックを二人にプレゼントした。
お二人、おめでとう。いつまでも輝いていてね」

『屈強は万国共通』(4月6日)
「インドネシアに行ってわかったことは、屈強さは言葉を超えるということ。こいつ強そうだな、には敵わない。
逆に屈強さがない人はやはり言葉を磨かないといけない。僕は後者の中の後者なので辞書を毎日引いています」

『写真』(4月7日)
「桜舞い散る中、新進気鋭の写真家、前康輔くんに写真を撮ってもらう。久々に撮ってもらい照れてしまった。
フォトセッションという言葉があるけれど、まさに撮られながら(撮りながら)、会話をしたり堅くなったりして、結局
ほぐされてシャッターを切られる(切る)。すごくへんてこな作業だ。デニーズでお茶をして外に出たら外気がとても
気持ちよかった。こんな外気みたいな写真が撮りたい!と一瞬思ったけれど撮れるわけないと思った。
僕は写真が下手だ。ならばせめて写真の中で動ける奴になりたい」

『レイルウェイズ』(4月9日)
「映画RAILWAYSの試写会へお誘いを頂いたので銀座へ。2回ほど泣いてしまった。49歳で電車の運転手になる男の話。
デハニ50の吊りかけ音が聴けてうれしかった。5.29ロードショー。親子や夫婦で見るといいかもしれません。そして
もちろん鉄道ファンの方も!」

『買い物は予知』(4月11日)
「後になって『よし!これよく買っておいた!』というのがベストの買い物だと思います」

『勝手に動け』(4月12日)
「新宿でライブ。ネタは水もの。昔は水もの感が許せなかったものの、最近はそこが楽しい。
自分でも何を言い出すかわからないような。今日から4日中3日ライブ。さて何を言い出すか。のために練習練習」

『青春の握りこぶし』(4月14日)
「昨日はライブ。舞台はやはり急な部分がとっても楽しい。アドリブでもなく、セリフでもなく。急な部分は案外二人で
長年やっていないと出てこないのかもなと思う。終了後、3時まで飲む。店の外でボスのすぎさんが急に『踊ろう!』と
言い出しみんなで即興ダンス大会。トップリードの新妻はその後吐いたらしい。青春のようだった。青春なのかもしれない。
今日もライブ。急と戦えることは、ものすごく幸せなこと」

『戦友』(4月15日)
「ライブ。流れ星は昔からいいコンビでしたが、今日もやっぱりいいなと思いました。楽屋には同じくらいの芸歴の人が
集まっていて、戦友同士の安心感が漂っていました。それぞれの味があって、少し発酵していて、でもやる気だけは
存分にあって。リアルが染みるいい年なのに堂々とふざけていて。とにかく今日は何だかいいライブでした。
でもライブが続いたのでねぶたいです」

『さぶい…』(4月16日)
「めちゃくちゃな天気。調整が難しすぎ。109の前でギャルが『ふざけんな、冬!』と怒っていましたが同感です」

『俺たちは天気に勝てない』(4月17日)
「朝、雪。ここまでくるとおもしろい。今はテープと違って何を見ても聴いても擦り切れないのでいいですが、
『擦り切れるほど』が使えないのは不便だとも思います。天気とはまったく関係ないです」

『さらば冬将軍』(4月18日)
「真夜中に有吉ギャグスクール。結果がどうなろうとおもいっきりやる。先輩の教えだ。夜中にテレ朝に入って5時に帰る。
虎ノ門を思い出した。1Q84はまだ買っていない。でも天気が変だと読んでみたくなる。そんな2O1O(ニーオーイチオー)」

『月曜日』(4月19日)
「野球がない日はつまらない。冬は毎日野球がない。一体どうやって過ごしていたのだろうか。想像を絶する。
冬と月曜日は不必要だと一瞬思ったけれど、選手にしてみればたまったもんではない。僕も選手なら嫌だ。
今日はゆっくり休もう」

『キャッチボール部のおしらせです』(4月20日)
「僕はいつも迂回をしている気がする。ゴールまでの最短距離はあるはずなのに、何だかいつも迂回をしている。
例えば行きたいページがある。でも行き方を忘れてしまって、リンクをたどってようやく到着。そして
そのルートを覚えちゃったので、次回も同じく遠回り。遠回りも、覚えてしまえばこっちのもの。
インターネッターとしては愚図の部類に入りますが、最短だからなんなのさ。着ければいいのさ。時間は無駄にしてこそ
味が出てくる。今度ゆっくり時間を煮込んでやろうと思う。昼寝とか、キャッチボールしたりして時間を煮込みたい。
ドロッドロの太陽が沈むまで延々キャッチボール。今度みなさんグローブ持参で昼間の和泉多摩川で投げましょう!
いくら人数が集まっても試合はしません」

『4月のクリスマス』(4月21日)
「とある番組の会議。一から参加させていただき、すごいことになりそう。7月ごろからはじまるので楽しみ。
事務所へ。マシンガンズの西ちゃんがいたので蕎麦。すすりながらの語り合い。夜、渋谷デジタルビイムへ。
このページのリニューアルをしたいと住さんに相談。その模様をなぜかUstreamで中継。結局お絵かき大会に。
2時まで飲んで帰宅。家に帰ってまだ見ていなかった『クリスマスの約束』を見る。数珠つなぎでビッグアーティストが
20分超の歌を歌っていた。素晴らしかった。問題は今日がクリスマスじゃないことだけ。外で鳥が鳴いている。
朝だ。逆転や成り行きや機嫌やらで毎日毎日。とにかく悪くない一日でした」

『部活動』(4月21日)
「11時家仕事。夕方、写真家・前康輔くんを誘ってキャッチボール。仕事終わりで駆けつけてくれた。
キャッチボールは楽しい。ただ球を投げているだけなのにとにかく楽しい。仮想ダブルプレーにバックホーム。
腰の高さ、腕の振り、下半身強化が課題だね、と反省会をして気分良く帰宅。ただ肩に若干の違和感。
これが例の違和感か!と思うも、おそらくただの運動不足。20時なのにもうねむいです」

『雨んどくさい』(4月23日)
「たまに甥っ子さんと遊ぶ。小学校に入学したけれどまだまだ可愛い。一緒に遊びながらも常に『自分はこの年で
何をしていたんだ』と考えている。思い出すのは小2で一人箱根湯本に行っていたこと。その後もかなりの終点へ行った。
私もなかなかやるなと思うけれど、本当は親に『やるな』賞をあげたい。携帯もない時代に一人で終点に行く子供を
放っておくのはすごい。箱根湯本で食べるたこ焼きは美味しかった。帰りの急行は長かった。あと今日は12時間寝た。
32歳。やるな賞だ」

『あの頃は〜ものまね四天王の時代だった〜』(4月24日)
「ベイスターズが最下位になってしまった。友には『定位置ですね』とさっそく横浜ギャグを言われている。
悔しいので98年優勝時の映像を見て涙。涙が出ると頭が痛くなるんですね。YouTubeはタイムマシーン。
でも多感な14歳頃になくてよかったとも思う。『むかしインターネットなんてなかったもん』と言えるのは嬉しい。
僕たちはひ弱ではあるけれど、多感な頃にネットがなかったというだけでマッチョな気分になれる。ちなみにS.Sマシンの
必殺技『魔神風車固め』は残念ながらアップされていませんでした。あんなにカッコいい技もなかなかないのに…。
本当に残念です。と、懐かしんだらおしまい。懐か死」

『本と尿』(4月25日)
「トイレ本をよくする。僕は基本的に座りションなのでよく本を読みながら用をたす。困るのはおしっこが終わっているのに
本の区切りが来ない時だ。延々と本を読むことになり、たまに1時間以上読んでしまう。短歌くらいがちょうどいいのかも」

『真夜中のチャーリー・パーカー』(4月26日)
「夜の散歩=ナイト・ウォーキングをよくする。日曜日の夜中は極上のナイト・ウォーキング・タイム。街には人が
ほとんどいなくて、ドラマチックにシーンとしている。しばらく歩いたらお腹がすいたので、あきらめたようなラーメン屋で
本を読んで、瓶ビール。ラジオ深夜便からはチャーリー・パーカーのサックスが流れている(若い頃は麻薬とアルコールで
健康を損なったと穏やかにDJの方が説明している)。チロチロと水の音。熱そうな油の音。天才みたいなサックスの音。
2:25。また歩く。一応変な人には気をつけながら。でも周りから見れば自分が変な人になっている気もする。
ビルの間隙をぬって、大通りを縦横無尽に。スイート・ミッドナイト・ウォーキング・タイム・ブルース。
そういえばチャーリー・パーカーといえば、森田童子の『ぼくたちの失敗』じゃないか。歌詞に出てきたような。
とたんに俺は何をやってるんだろうと思う。ぼくは何を失敗したのか。でもまぁ大失敗でなければ、いいかと思う。
家に帰り風呂でも本を読んで、やがて夜が明ける。今日から月曜日、またやるぞ!とは思わず(芸人だもの)、
曜日間隔の消滅にうっとりしながら、それでも寝なきゃと常識的に思う。日はまた昇る。今から寝るので昇らなくても
構わないけれど、みんなと暮らしているのだから昇ってほしい。とにかく昨日の夜の散歩は贅沢だった。
ジャカルタでナイト・ウォーキングをしたいとガイドさんに頼んだら『死ににいくようなものです』と言われた。
東京は安全な街。でも女子はやめたほうがいいです。そんな人惚れてまう可能性もありますが」

『酒』(4月27日)
「昨日は後輩のメンソールライトと飲んだ。立川談志師匠や落語について熱く語った。その後マシンガンズと
新宿カウボーイが飲んでいるというので合流。3時まで。西ちゃんが家に来て6時まで。延々語り合う。今日は泥みたいな
二日酔い。しばらくお酒はいりません(二日後には飲むと見た)」

『月はちょこちょこ満ちている』(4月30日)
「デニーズで6時間稽古。おかわり自由が復活していて嬉しかった。でもドリンクのみで6時間は罪悪感が
ぬぐえなかったので終わってパスタを食べた。食べ終わると罪悪感なんて嘘で、結局空腹なだけだった。
夕方来たのにすっかり夜。空砲みたいな踏切。ネタが出来た嬉しさ。満月。何でもかんでも満たせばいいのか
といえば、別にいいのだと思いました」

2010