『一人キャッチボール』（６月３日） 「ポカーンとしたいとき、最近よく一人キャッチボールをしています。ベッドに寝そべり、天井に当たらぬようボールを投げ、キャッチする。これだけ。投げる力が強いと天井にガンとぶつかりお二階さんに迷惑だし、弱いとキャッチ感が全然ないのでつまらない。絶妙な投球と絶妙なキャッチではじめて『キャッチボール』が成立する。『シュッ、フワー、パシッ！』。うまくいったときは『キャッチボー！』と静かにコール。夜中の３時。１万２千円もしたグローブ。外は雨。もうすぐ梅雨だな」 『今日のワンフレーズ・その１』（６月４日） 「人間という奴は、自分の言葉を取り消す場合に、いちばんはっきり本音を吐くものですよ。 ―フランツ・カフカ 『二つの対話』より」 『今日のワンフレーズ・その２』（６月６日） 「イージー、イージー。男の子はがまんだよ。がまん、がまん」 ―長田弘 『ねこに未来はない』より」 『今日のワンフレーズ・その３』（６月７日） 「世の中で一番必要なものは、リズムかもしれない」 ―松本隆対談集『KAZEMACHI　CAFE』（町田康との対談）より」 『今日のワンフレーズ・その４』（６月８日） 「本当に、あそこは、正直である。心は、あそこにあるのではないだろうか」 ―早川義夫 『たましいの場所』より」 『スケジュール』（６月９日） 「スケジュールをあまり自分で把握できていない。よくあるのがファンの方に『○○日ライブですよね！』と言われ驚くパターン。『え？そうなの？』とびっくり。ライブなどは急に入ることが多いし、ライブＨＰの方が情報が早かったりして、自分たちは知らないことが多い。でも一番驚いたのが、新宿の立ち食いそば屋でとろろそばをずるずる食べていたら、ＦＭラジオから『ＯＫ！来週のゲストはダーリンハニー！』と叫ばれ、スピーカーを見つめてしまったこと。公共の電波から来週の自分のスケジュールを聞くとは。あれは驚いた」 『１週間』（６月１３日） 「単独ライブまで１週間を切りました。日々の連ねは単独が終わるまでしばしお休み。今は稽古の毎日です。気持ち悪いくらい、長嶋としか会っていません。単独が終わったらやりたいことが山ほどありますが、終わったらぼけーっとしちゃうんだろうなぁ。それではみなさま『ＳＴＥＲＥＯ』で！」 『ありがとう』（６月２１日） 「単独ライブ『ＳＴＥＲＥＯ』に来てくれたみなさま、どうもありがとうございました。吉川正洋、のっぺり顔、いつもより顔をのっぺりさせてみなさまに感謝いたします。ちなみに単独終わりの夜、なぜかものすごい悪夢を見ました。なんでだ！？」 『久々に』（６月２４日） 「久々にゲロを吐きました。飲みまくりの吐きまくりです。朝、新宿で途方にくれて空を見たらば雨が降ってくるし、財布を見たら３００円しかないし、家まで帰りたくても全然立てない。頭を抱えながらも『いやぁ、俺まだまだいけるんだなぁ』と思ったんだ」 『ばらいろポップ』（６月２７日） 「シンガーソンガーの『ばらいろポップ』いいですよぉ。Ｃｏｃｃｏはこれでもかというくらい、伸びやかなシンガーだなぁ。聴いているとなんだか無性に背伸びがしたくなる」 『ソニー・ネットワーク・ウォークマン』（６月２９日） 「ＭＰ３と言うのかな？よくわからないけど、とにかく買いました。バイシンの目薬くらいの大きさで、なんと５００曲も入ります。ＦＭも聴けます。スティックの根元をきゅるきゅる回せば選曲が出来てとても便利です。しかしＭＤまではなんとか理解できましたが、ここまでくると意味不明です。買うときはビックカメラの店員さんに『どこに音楽が入るの？』、『ＭＤみたいなのはもう買わなくていいの？』、『音は割れないの？』など質問をしまくり、困らせてしまいました。しかし、こりゃすごいや。なんだかわからないけど、時代は進んでる。手軽になってる。お気に入りの女の子たちにマイ・ベスト・カセットを配る為、必死こいてＣＤをテープにダビングをして、テープからテープにまたダビングして、手書きで曲名を書くみたいな苦労はなくなり、いまや曲名はネット検索がばばっとしてくれる。ＯＨ！便利！あぁでもあの頃ベストカセットをあげた女の子たちはどこへいったのだろう…。結婚しちゃったかなぁ。そうだ、検索してみよう！そして見つかったらお気に入りに登録だ」