『いつの間にやら6月1日』(6月1日)
「明日はいよいよDVDの収録でございます。来て下さるみなさま、いつもの単独ライブのようにゆったーりやりますので、ゆったーりご覧下さい。ぺろん顔でがんばります」


『小さな大物俳優』(6月2日)
「今日事務所でちびまるこちゃんを演じている森迫永依ちゃんに会いました。『こんにちは、ダーリンハニーの吉川です』と挨拶すると、『ダーリンハニー聞いたことあるー』と元気のいいお返事。『あらーすごい知ってるんだー』というと『聞いたことあるだけー』とこれまた元気のいいお返事。罪なし。事務所のパンフレット写真を見せダーリンハニーを指差し、『これ、これがぼくだよー』と言うと、『わー、似てるー』だって。ありゃ大物だ」


『デザァート』(6月6日)
「セブンイレブンで売っている『つるるん杏仁』が非常においしいんです」


『外れる』(6月8日)
「先日、仕事で名古屋に行く朝。カラスが鳩を突っついていた。ぼくは嫌で目をそらすと、そらした先に黒猫がいた。その奥にもじーっと鳥の喧嘩を見ている猫の群れがあった。空はどっしり曇っていた。駅に向かう歩道橋を歩いていると目の前を歩いていたおばさんのヒールが折れ、勢いよく前面から倒れこんだ。隣にいた友人らしき女性も巻き添えにして。嫌な予感がした。とても嫌な予感がした。『今日は何か悪いことが起きるぞ』と思った。でも何も起こらなかった。なーんにも起こらなかった。超ふつうだった。何のトラブルもなく、平穏に一日が過ぎた。悪い予感が当たらないことはいいことだけれど、予感が外れたことに対しては、多少の無念さがないわけでもない」


『北斎に教えてあげたい』(6月9日)
「デスクトップ上に葛飾北斎の絵がどーんと欲しいなと思って、壁紙を探してみたらば有料でした。これは誰にお金がいくんでしょう。絵の権利を持っている方がいるんでしょうね。もともとは風俗画で庶民のものだった浮世絵が、PCの壁紙にするのにもお金が掛かる時代が来るなんて、北斎も思ってもみなかったことでしょう。こうなったら赤富士を自分で書こうかな。マウスでびーっと」


『おつりの返却それぞれ』(6月10日)
「たまに行く古本屋の親父は、おつりを異様に強く返してくる。右手でばちーんと返してくる。TSUTAYAのソフトさと真逆だ。そして本が売れるのが悔しいような表情をしている。TSUTAYAの笑顔とは真逆だ。ぼくはどちらかというと前者の方が好きです」


『夕方ドラマ、暮れ行く夕べの空』(6月13日)
「3時から『義務と演技』を見て、4時から『すいか』を見ています。私は主婦か」


『いつかの裏返し少年』(6月15日)
「両方のまぶたをべろんと裏返して、あの赤白いのを見せながら女の子に嫌がらせをしている少年はまだいるんでしょうか」


『壁際に寝返り打って考える』(6月17日)
「音楽を聴くという行為は、何かしらを欲している状態だと聞いたことがあります。ここ最近沢田研二ばかり聴いている私はいったい何を欲しているのでしょうか」


『響き』(6月18日)
「数あるインターネット用語で一番好きなのは『バッファ』です。『ファ』に力を入れて発音していると楽しくなってきます。あとは『ローカルビュー』、『ウィザード』、『インターフェース』なども好きです。意味は全部わかりません」


『パン』(6月21日)
「メロンパンナちゃんだけ、なんで語尾がパンナなんですか」


『パンナ問題』(6月22日)
「メロンパンナちゃんの他にもロールパンナちゃんがいたんですね。情報をくれたみなさま、ありがとうございます。あの二人は女の子だからパンナちゃんだということがわかりました。ちょっと気になってアンパンマンのHPを見たらば、ものすごいたくさんのキャラクターがいるんですね。『いないいないバルーン』とか『ドリアンおうじょ』、『おくらちゃん』、『やっこだこくん』など、もはやパンとは関係のない世界が広がっていました。子供がいないとこれだから嫌です。ぼくはあの中で『ゼリービーンズくん』と『にがうりマン』が好きです」


『大敗』(6月23日)
「日本には野球がある。相撲もある。弓道もある。大丈夫だ。でも悔しい。永ちゃんもいる」


『微ニューアル』(6月24日)
「小説ページをしばらくお休みいたします。また書きたくなったらどばっとやります」


『大人の基準』(6月25日)
「みょうがをおいしいと感じられたら、その人はもう大人と呼んでいいだろう。その人がたとえ3歳でもだ」


『ホネ』(6月27日)
「昨日台湾マッサージというのに行ってみました。入ったらいきなり現地風のおばちゃんに『ウエ、ハダカ』と言われ、上半身裸に。『ウツブセ、マッテテネ』と言われ寝ていると、いきなり『アツクナイデスカー』と言いながら、ものすごく熱いタオルを背中に。『あっちー!』と体を反転させるとおばちゃん『ダイジョブー』と言いながら熱いタオルを湯葉のように6枚くらい重ねてくる。ものすごく熱い。タオル地獄が終わり、今度は何をするかと思えば、いきなり全体重をかけて足で体を踏んづけてくる。『イテテテテ!』、『強い強い!』、『もっと弱く!』と指示をすると、おばちゃんに『カラダヨワイネ』、『ホネ』と言わました。それからはマッサージ&タオル地獄の繰り返し。すっきりはしましたが、もう行かないと思います」


『辞書占い』(6月29日)
「中学生のころから現在まで、ぼくが勝手にやっている占いです。未来を予見したような示唆的な言葉もあれば、現状をどんぴしゃで当てることもたまにあります。知らない言葉も出てきて勉強になるので、よくやっているのです。やり方は辞書のページを直感で開き、右ページ、2段目の8項目目!など心の中で叫び、恐る恐る読みます。ちなみに今日は『妬心』(としん)でした。『嫉妬心の意の漢語的表現』だそうです。俺は妬いてんのか」



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