『浅草』(11月1日)
「浅草でライブ。相変わらず浅草は独特で、笑い声に昭和の濃厚な重みが残っている気がする。
ハハハハ、ウケルという感じではなく、一斉に笑うとダドーンと重心が低い。胸や肺で笑うのではなくて
お腹で笑っているような気がする。みなさんの笑顔が私のギャラ…といきたかったけれど、伊達メガネを
掛けていたので客席はまったく見えなかったし、お金だって欲しい。とにかくたまに浅草に行くと原始的になって
帰ってきます。酒持ってこい」

『サンデーサイレンス』(11月2日)
「一歩も家を出ず、書き物に集中。途中息抜きに、賭けてない競馬を見て沈黙の日曜日を愉しむ。
まさにサンデーサイレンス。外に出ないと何も起きない。不健康だ。よし、散歩!と思い立つも雨。こんな日は書き書き。
着替えた方がよかろう、と一応着替えるも一応でしかなくポーズに留まる。雨の音とやりたいことが書いてあるカラフルな
付せんの発色が反比例をしている。でも雨のおかげで仕事が進んだ。あと机を整理したらビックポイントカードが3枚
あったのでどうにかしたいです」

『首痛』(11月3日)
「2、3日前から首が痛く、疲れかなぁ、整体予約しようかなぁ、と思っていたらニキビでした。
なんかガッカリです」

『迷い』(11月5日)
「数字を打つ時に半角にしようか全角にしようかでまだ迷っている。課題は山積みだ」

『おじいさんはえらい』(11月6日)
「夜。奥さんの実家で食事をご馳走になる。最後大皿にから揚げ、きびなご、エビフライがなぜか一つずつ残っていて、
それを見た89歳のおじいさんが、『関東の一つ残しだ!』と言っていた。『こういうのはな、不思議となぜか一つ残るんだ。
不思議だねぇ。関東の一つ残しは』。こういう状態は『遠慮のかたまり』しか聞いた事がない。その後何となく残ったものを
食べたら突然『すごい!』と誉められた。『関東の一つ残しはなかなか食べられるもんじゃない。えらい!』と言ってくれた。
でも89まで生きているおじいさんの方が全然えらいと思う」

『新米』(11月8日)
「最近米ばかり食べている。白いご飯と梅干し。これだけで充分。満たされてすらいる。
うっすら『自分で米を作りたい』とさえ思っている。『30年早い!』と誰か怖いおじさんに叱ってほしい」

『MOTO、MASA』(11月10日)
「佐野元春さんが好きなのですが、最近よく佐野さんに似てきたんじゃないかと言われます。
夫婦はだんだん顔が似てくるといいますが、僕は佐野さんに近づいていっているようです」

『漢字プラス思考』(11月11日)
「よくよく考えれば小さい頃からずっと漢字に生きてる。英語は出来ないけど漢字はまぁまぁわかる。
『焦る』という字を見ていると焦ってくる気がする。焦焦焦。『疲れ』も見ていると大したもんで疲れてくる。疲疲疲。
逆に『爽やか』や『優しさ』なんていうのはいい。爽爽爽。優優優。勝勝勝。優勝優勝優勝。巨人巨人巨人。原原原。
話がそれましたが、要は『楽』がいいです」

『どこかで止めないと』(11月12日)
「ずっとICレコーダーが欲しくて電気店に通っているものの、進化が速くて買えません。
いつ買うのが正解なのか。このまま一生買えない気がします」

『俺たちの明日』(11月14日)
「昨日はインスタントジョンソンすぎさんとマシンガンズ西ちゃんが家に来て朝まで酔いどれ。おかげで今日は
使い物にならず。何となく歌を一曲作るという仙人のような一日。明日はやる。何をやるかは決まってないけどやる」

『多摩る』(11月15日)
「原稿直しをしてから聖蹟桜ヶ丘へ。後輩が芝居をやっているというので見に行く。友が来られず一人。
私は何事も一人が苦ではないので平チャラ。一人ラーメン。一人観劇。見終わって一人散歩。土地勘がないので
京王線に沿って歩く。一人多摩。一人分倍河原。さすがに淋しくなり帰宅。平チャラはどうやら嘘らしい」

『Mr.フリスクマスク』(11月16日)
「フリスクを口に入れてマスクをすると目がスースーします」

『寝酒でポン』(11月17日)
「雨ロケ。明日から地方ロケ。寝酒でポンしたいところですが、寝酒でポンはあまり体に良くないそうなので
ここはホットミルクドリームで決めますか」

『岐阜行けず』(11月20日)
「名古屋ロケから帰京。今日もし仕事がなければ岐阜あたりを一人旅…と目論んでいたものの仕事。
樽見鉄道、神岡鉄道あたりを狙っていましたが、また今度。1月にでもこそっと」

『ようこそ先輩』(11月22日)
「昨日は土田さん、インジョンすぎさん、火災報知器のコバちゃん、東京タイツの清水くんが来宅。
普段本を読んだり寝っ転がったりしている空間に土田さんがいるのが非常に不思議で、なのに不思議感を
まったく出さないところが土田さんのダンディズム。すぎさんは前回来たとき屁を5発放って帰ったので要警戒
だったけど今回はなし。ホッと胸をなでおろす。土田さんもすぎさんも私にとっては男気あふれる先輩。
また遊びに来てください」

『マザーはタフ』(11月23日)
「家族で食事。母がギャルのようなストラップをつけていた。でも携帯自体は来年使えなくなってしまう世代の代物。
『たくましい』以外の言葉が見つかりません」

『深夜/早朝』(11月25日)
「大喜利ライブ。はじめて女装で大喜利をした。でも普段とあまり変わりなし。その後(?)朝5時50分入りで
文化放送ラジオ。夜型人間の僕にとって早朝から吉田照美さんと話すのは不思議な気がするけど、照美さんは
元々深夜の方なのでとても話しやすい。何時起きだろうとその人の中に『深夜』があると少し嬉しくなります」

『尾関くんと斧』(11月28日)
「ラママ。ラママにはラママしかない緊張感がある。たまにピリッとするのも姿勢が良くなっていい。
会場の前に立っていたらギースの尾関くんがコントで使う斧を持ってうろついていた。もちろんおもちゃですが
背が高いぶんジャック・ニコルソンみたいな真実味と迫力がありました」

『万歩系男子』(11月29日)
「万歩計とはいい名前だと思う。1万歩いかないと失格みたいな志の高さを感じる。
今日は12,468歩。よって合格の1日。8000歩と1万歩では眠気が違います。たぶん気のせいです」

『月曜日はウンジャラケ』(11月30日)
「曜日感覚が狂っているので、月曜日が案外好きです」

2009