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太った黒い猫の夢

1996,12,18,Wednesday

四階建てのアパートの階段を上って行く。何か上らなくてはいけない理由があるようだ。二階から三階へと続く階段の途中に、たくさんの猫がいるのを見つける。その猫の集団のリーダーらしい太った黒い猫が、ずっと僕を睨んでいる。僕はなるべく自然に彼の気に触れないように、ゆっくりと階段を上ろうとする。でも彼は僕を見逃さない。彼は僕の肩に片足をかけて、僕の目を見て喋る。
「あんた、うちのロッキーを知らないかい?」
僕は猫に噛まれたり、引っかかれたりするのではないかと心配していたので、ほっとして、そう言えばさっき猫の死体を見たけどあれがロッキーだったのかもしれない、と思い当たり、彼に伝える。
「いや、それはロッキーじゃないな。ロッキーは六匹なんだ」
そうか、ロッキーは六匹なのか、じゃああの僕が見た車に轢かれた猫はロッキーじゃなかったんだ、と僕は思う。その間中ずっと、茶色の猫が僕のスーツを爪で引っかいて、ボロボロにしてしまおうとしている。僕はせっかくのスーツを引っかくのはやめて欲しいと思うが、身体を引っかかれるよりはましだ、と考えている。

dream 1996,12,18,Wednesday
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鉛筆の夢

1996,12,15,Sunday

僕は遅刻して学校に行く。自分の教室に入るともう授業は始まっている。席に着き、まわりを見渡すと、みんな凄い勢いで教科書のページをめくって勉強している。教師は数学を教えている。だがみんなが緑色の表紙の理科の教科書を見ているということに教師はまったく気付いていない。僕は筆記用具を鉛筆一本しか持っていないのに、それも折ってしまう。左隣の席には松本人志が座っている。僕は彼に折れた鉛筆を見せて言う。
「松本くん、鉛筆貸してよ」
松本人志は僕の鉛筆を手に取り、折れた芯に触り、直してから僕に返すが、芯はすぐに取れる状態になっているので、それをもう一度渡すと、彼は机の中から寿司を取り出して、カツ丼食べる?と聞いてくる。だがその寿司は偽物だ。彼はニヤニヤと笑いながら結局は鉛筆を貸してくれた。

dream 1996,12,15,Sunday
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