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インスタント焼きそばの夢

1998,03,20,Friday

「インスタント焼きそばのゆで汁でうなぎを洗うと書類の文字を綺麗に消せる液体になる」ことを知った僕を除く親類一同は、近くのスーパーマーケットで四トントラック一杯の『大盛りイカ焼きそば』を買って来た。僕はそんなバカなことがあるわけない、と思っているが家の前に四トントラックが止まって、もう好きなようにしろ、と思う。トラックから降りてくるみんなに向かって僕は言う。
「失望してる奴はすぐに何かにすがりたがる」
みんな、これで会社で昇進できる、と喜んでいる。昔、母の同僚がずっと昇進できず、社長に掛け合ったところ、魔法の液体で書類の文字を消し、見事、課長になれたそうだ。
「わたし、もっと昇進できないのでしょうか?」
「それがね、できるんだよ」と社長。
そんなわけで、みんなとても喜んで、お湯を注いでいく。
赤くて、四角いパッケージのインスタント焼きそば。

dream 1998,03,20,Friday
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CM撮影の夢

1998,03,12,Thursday

僕と女はテーブルを挟んで向かい合い、テーブルの上のスパゲティを見つめている。ホワイトソースのパスタ。僕たちは向かい合ったり横に並んでみたり斜めに向かい合ったりいろいろな構図でスパゲティを見つめる。それはCMの撮影風景でカメラマンの指示に従って僕たちは動かされているようだが部屋には僕と女以外に人影はない。スパゲティは一皿しかなく、僕がフォークを使ってクルクルとパスタを絡めとる。パスタに埋もれていた鳥の丸焼きが露になる。ディレクターがモニターに映る鳥の丸焼きを見て、それじゃあ駄目だ、と言う。
「見栄えが悪いな、それでは使えない」
アシスタントがテーブルの上にビンに入ったニスとハケを持って来て置く。僕はハケを持ちビンを開けてニスに浸して鳥の丸焼きに塗っていく。羽根の部分に丁寧にニスを塗りながら、プラモデルの色塗りをしてるみたいだと思う。

dream 1998,03,12,Thursday
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