« ミュージカル・バトン | メイン | セミヌードですよ。セミヌード。 »

一日を箇条書きに記す

2005,08,05,Friday

●実家に帰っています。髪を切るため。
●一日を箇条書きに記す。
●あまりにも部屋が暑く(なんというか、たとえようがないのだが、強いていえば、相撲取りの身体の中にいるみたいだ)、すぐに起きてしまう。あんなとこで4時間も眠った自分は偉いと思った。
●スカパーでウッドストックの映画を観る。朝から。
●あれは朝から観るものではない。
●みんな裸で、たくさんの人が川に入っていて、女の人が脇毛を剃ったり、シャンプーを使って頭を洗ったりしていた。そして一回ざぶんと水の中にもぐり、ジャンプするみたいにして水から顔を出すと、シャンプーはあらかた流れ落ち、長い黒髪が水に濡れ背中に貼りつきまっすぐに伸びて、それがほんとにまっすぐで、とてもきれいだった。動物の毛並み並み。
●ウッドストックの会場はどうやら個人の農場だったらしく、その農場の持ち主のおじさんがステージに上がりひとこと話していた。20人の前でも話したことがないのに、50万人の前で話すことになるなんて驚きだ、というようなことを彼はいっていた。
●ジミヘン、と略すことが憚られるような伝説上の人物であるジミ・ヘンドリックスの、あの有名なアメリカ国歌を弾くシーン。ちゃんと見たのはたぶん初めてだった。
●ジミヘンは神々しい。と同時にどこか小学生男子みたいだ。
●手の甲がきれいなのがとても印象的。
●ぼくはあの黒人の感じ、バスキアみたいな(ところで峯田くんを見るとぼくはバスキアを思い出す)、眠たそうな顔をした、あのたたずまいが好きだ。まぶたが厚ぼったいような顔つき。黒人がクールでいてくれると、ぼくもクールになれる。クールつうか、冷静になる。明日は基地のそばに行って黒人をいっぱい見てこようと思う。
●映画が終わったあと、ウッドストックで人々が手に入れたものは今ではもうどこにも残っていないのではないだろうか。という気持ちになって、さびしくなった。
●し忘れていた何枚かのCDをリッピングした。ナンバーガール。ROVO。フィッシュマンズなど。
●冷房の効いた部屋でうたたね。
●実家に帰っても貧弱な食生活。朝は冷凍食品のカルボナーラ。昼は冷凍食品のカレーピラフ。いつでも電子レンジが使える幸せ。
●内田樹さんが日記でマックス・ウェーバーはえらい、といっていたので、『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を本棚から引っ張り出す。
●でも基本的には太宰治の『晩年』をこの滞在期間中には読んでいる。
●夕方、髪を切りに行く。
●去年とまったく同じ会話がなされ、苦笑。そういえば、去年の今ごろ切ってくれた人と偶然同じ人data。だった。
●会計を済ませていると髪を切ってくれた美容師さんが「そのTシャツどうしたんですか?」と訊いてきた。
●とまどう。
●どうやらぼくの着ているTシャツのデザイナーと友だちだということだった。
●そのブランドは店舗を持っていないので、ぼくがTシャツのデザイナーと知り合いで、もらったものなのではないか、つまり共通の知人がいるという事実がもしかしたらあなたとわたしのあいだには存在するのではないか、と美容師さんは思ったようだった。
●でもそのような事実は存在しない。これは店で買ったもの。話によると店舗を持たず、様々な店にちょっとずつ置かせてもらって販売しているブランドということだった。でもびっくりした。世間は狭い。と思ったけど、なんだか広いような気もした。
●帰ってビールを飲む。
●妹が福井で買ってきてくれたビール。
●フルーティーでおいしい。
●妹は福井に水を汲みに行ったらしい。詳細は割愛。おもろい。「ガキの使い」みたいだ。
●母は祭りの手伝いに行っている。これも去年といっしょだ。焼きそば、焼き鳥、フランクフルトなどを食す。
●そういえば、ミュージック・ステーションにシンガーソンガーが出るんだったな、と急に思い出しチャンネルを変えたらCoccoが歌いに移動するところだった。あれ岸田くんは?いないの?と思ったら眼鏡をかけていないだけだった。
●「シンガーソンガー」という名前に慣れたあとでは、「シンガーソングライター」ということばの方に違和感を感じるから不思議。
●まだ弟とひとことも話していない。
●弟はいまバイトに行ってしまった。
●大瓶を2本、小瓶を1本飲んで酔っぱらった。でもまだまだ飲まなければいけない。在庫処理として。
●去年のボジョレーを開けようか迷い中。
●猫のミュウはいっつもゆっくり歩いてる。
●そしてとても優しい。触ってもほとんど嫌がらないし、そのうち喉を撫でて欲しいポーズになる。どこかの黒い猫とはえらい違いだ。自分以外の動物に触れる喜び、というのがあるように思う。
●そういえば、お祭りの焼きそばには小さな茶色い木の葉が混ざっていた。
●こういうのはいくらでも書けるなあ。
●バイクさん、コメントありがとう。
●酔っていつのまにか眠ってしまいスペシャのsalyuの番組を録画し損ねた。
●アホだ。
●リピート放送は明日が最後。
●途中から一応録画しながら観た。
●salyuはなにに似ているかというと、赤ちゃんに似ている。そしておばあちゃんにも似ている。ということは、ぼくがそこに見ているものは無垢さ・無邪気さ・純粋さであることがわかる。でもそれはなんというか、もともとあったものだとは思わない。後天的に獲得されたものという気がする。持続する強い意志の存在を感じる。
●でも本当に赤ん坊みたいな肌の人だ。
●10月のライブが楽しみ。
●朝まで生テレビを観ている。おじいちゃんがいっぱい!元帝国軍人の!
●こんな時間に大丈夫なのでしょうか?みなさま。と思っていたら録画だということだ。


2005, 08, 05, Friday

comments

いいね。

投稿者 バイク : August 6, 2005 12:41 AM

ばーじょんあっぷしたね。

投稿者 ライカ : August 8, 2005 02:45 AM

コメントしてもいいよ

コメント登録機能が設定されていますが、TypeKey トークンが設定されていません。