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サルの死体の夢

2001,03,05,Monday

校庭の隅にドラム缶が置いてある。それを囲むようにして、僕と友人たちは地面に直接座っていた。ドラム缶の中にサルの死体が入っていることを僕はいちばん最後に知ったので、どうしてみんなは平気でいられるのだろう、と不思議に思う。赤茶けた、まるでぬいぐるみのように見えるそのサルは、毛がところどころ抜け落ちていて、その部分が異様なほど白く見えた。僕は校庭の真ん中あたりまで走っていき、四つんばいになって、頭から地面に潜ろうとした。何か、そうしなければいけないような気がしたからだ。だが僕は、砂まみれになり、白っぽい煙に包まれただけで、地面に潜ることはできなかった。校庭の砂は想像以上に硬く、指先が痛かった。ドラム缶を囲んでいる友人たちはきっと僕のことを笑っているだろうな、と思うが、そちらを振り返ることができない。

dream 2001,03,05,Monday
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