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パラレル/アンダーワールド

2004,06,30,Wednesday

『パラレル』読み終わりまして、続けてドン・デリーロの『アンダーワールド』を頭から読み始めてしまいました。早朝。なにか、読書的な勢いのようなものがついてしまい眠れなくなってしまったのです。頁をめくる手が止まらない、というような種類の。寝たのは朝の10時ごろでしょうか。そして3時頃起きました。暑い。すげえ暑い。起きてすぐから『アンダーワールド』を読み続けていると当たり前のように夜になり、どうして昼ごはんを食べないのかと帰宅したグリコさんに怒られてしまいました。夕食はオリジン弁当です。そんなこんなであっという間に夜になり、あっという間に朝になります。

diary 2004,06,30,Wednesday
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リサイクルボックス

2004,06,29,Tuesday

夕方、思い切ってペットボトルをスーパーマーケットにあるリサイクルボックスへ投入しに行きました。リサイクルとは、現代における唯一の道徳的基準だと思います。と大して考えもせずに書きました。45リットルのゴミ袋にいっぱいのペットボトル。かさばるったらありゃしない。きちんと踏んづけてぺしゃんこにしているんですけどね。外へ出たとたん家の前で犬が糞をして、飼い主がぼくに申し訳なさそうな顔をしていました。家を出るたびに100%誰かが犬の散歩をしているのに出会うのは、いつまでたっても馴れることができません。もう嫌がらせとしか思えませんよここまでくると。スーパーマーケットのリサイクルボックスはぼくが想像していたのよりも大きくて、ふたも大きく開きました。もっと小さなものだった気がしていたのです。だから空いたペットボトルが部屋に増えれば増えるほど、心理的なためらいが増していったのですが、そんな心配をする必要がないほどリサイクルボックスは十分に大きなものでした。ぼくは自分の持って行ったペットボトルがリサイクルボックスにうまく収まらなかったらどうしよう、というような心配をしていたのです。といってもぼくが持ち込んだペットボトルのせいで、リサイクルボックスはほぼ満タンになってしまいましたので、もしぼくのあとにぼくがそこを訪れていたとしたら大変悲劇的な事態が持ち上がっていたことでしょう。ペットボトルを思い切って捨てに行ったのは、そのスーパーの近くにある酒屋で焼酎を買おうと思っていたからだったのですが、酒屋は火曜が定休日でした。つまり今日です。どうしてなのか? たまに行くお店が定休日なのは。気を取り直して定休日の酒屋の近くの量販店でペットボトルのお茶を2本買ったのも当初の予定のうちでした。ペットボトルの飲み物を買うとき、それが今日リサイクルボックスに持って行ったペットボトルになるという気がまったくしません。飲み終えたとたんに、ものすごく邪魔なかさばる物体に一気に変化しすぎと思います。もちろんその量販店にも焼酎は売っているのですが、思いっきり悩んだ末に買うのをやめました。やっぱり一人では酒を飲まない宣言を持続することにしたのです。だから焼酎となにか食べ物を買って帰って酒を飲みながら食べる、といういちばん最初の目的が失われてしまったので、定食屋で食べるという選択肢がにわかに浮上しました。定食屋にはまだ誰も客がおらず、主人とバイトの店員が客席に座って談笑しているところを邪魔してしまったような気になってしまいます。あの二人が仲良く喋っているなんて。そんなことまったく想像していなかったので、余計に邪魔をしてしまった気分になってしまいます。客が誰もいないとどの席に座ればいいのか迷ってしまうほど優柔不断ではないのですが、どうしても店側に都合のいい席に座るように心がけてしまい、つねに首を捻ってテレビを観ることになる冷房の真下に座ってしまうのでした。

深夜にはウィンブルドン観ました。今日は放送の直前に別のチャンネルのスポーツニュースをちらりと観てしまい、またもや結果を知っての観戦となったのですが、途中までは杉山愛が勝ってしまいそうで、あのニュースは夢だったんじゃないだろうか、などと思ったりしました。でも結局は、当たり前の話ですが、ニュースの通りにシャラポワがベスト4に残ったのです。結果を知ってしまうとスポーツはその面白みが台無しになってしまうものですが、どっちが勝つのか、という観点ではない観点から試合を観るというのもなかなか面白いものですね。どこが勝敗を分かつ場面だったのか、とか。そういったスリル。

明け方、初出時とは違った結末になっているという長嶋有さんの『パラレル』を読み始めました。

diary 2004,06,29,Tuesday
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デリバリーで焼きそばを

2004,06,28,Monday

グリコさんが自宅作業で一日家におられました。部屋に二人いると如実に暑い。なんだか頭が痛いので、なにもする気になれません。夜まで飲まず食わずだったのですが、別になにか作業に没頭していたというわけでもありません。お腹が空いてずっと頭がくらくらしていました。9時過ぎ、やっと中華料理のデリバリーで焼きそばを食べます。深夜、ウィンブルドン観ます。NHKは、どうしてこれからノーカットで放送する試合の勝敗を、放送直前のニュースで伝えてしまうのでしょうか。

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バナナ味

2004,06,27,Sunday

朝10時起床。部屋の掃除。3時過ぎ、みんな来る。お腹が空いてる組でラーメンを食べに行く。帰りにソフトクリームを買って歩きながら食べた。バナナ味。その後はいろんな更新作業など。途中でビールを飲み始める。最近はほとんどアルコールを摂取していないので酔っぱらうのが早くなった。

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本当はどうなのか

2004,06,26,Saturday

昼過ぎに起きます。夕方、某店でハヤシライスを食べました。ま、まずい。なにか、食べ物がおいしくないと思うことはあまりないのですが。なかったのですが。と思い、これはもしかしたら、煙草をやめたせいなのか、とはじめて思いました。本当に煙草をやめたせいなのかどうかはわかりませんが、煙草をやめてから初めて、煙草をやめたせいで味覚が復活したのかもしれない、と思いました。そんなこと、本当はどうなのか、わからないのですが。それともあまり食べ物を食べなくなったから、というのもあるかもしれませんね。夜、グリコさんの母の手による夕食をいただきました。食卓から料理がこぼれ落ちそうです。お兄さんも帰ってきていらして、ビールまでいただきました。一人ではビールを飲まない宣言をしてからもうだいぶたつのですが、ときどき飲むビールがおいしいかといえば、そういうこともなく、飲めば必ずといっていいほどお腹を壊してしまうのです。「G7」のバナーを作るもなかなかうまくいきませんでした。

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音楽のお祭り

2004,06,20,Sunday

昼、ビルディ。ハンバーグ食べる。そのあと散歩。空、甚だ青し。変な雲多し。写真に撮る。図書館の屋上へ。だが図書館の屋上など存在せず。3時過ぎ、飯田橋へ。東京日仏学院にて。音楽のお祭り。外人多し。いろんな音楽聴く。図書室など覗く。フランス語版村上春樹『ノルウェイの森』など読む。読めない。ぱらぱらめくるのみ。テキーラ風味のビール飲む。スパンクハッピーの新しい女の子。ドミニク。初お目見え。かわいい。帰りにリブロで高橋源一郎『日本文学盛衰史』の文庫。ハードカバー持ってるが買う。鮨。買って帰る。オレンジデイズ。最終回観る。F1佐藤琢磨。表彰台3位。おめでとう。日本人としては14年ぶりの快挙。そうか。あれから14年もたったか。信じられん。

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電波を探る

2004,06,16,Wednesday

すばらしい天気。朝、グリコさんといっしょに家を出る。池袋リブロ、ジュンク堂などのぞく。スラヴォイ・ジジェク『イラク』を立ち読みで全部読んでやろうかと思ったが、50頁くらいで諦める。それからなにか食べようと街をさまよったがなにも食べず、有楽町線に乗った。日比谷で降りて、日比谷公園へ。あまりにも天気がいい。写真を撮る。日比谷図書館をのぞくが、人が多かったので去る。銀座、有楽町、日比谷周辺をあてもなく歩き回る。「マック・グラン」の発売日だったことを思い出し、マックを探すが前あったところにはなくなっていて、そのちょっと先にある店舗は小さすぎて満員で、そこに貼ってあった地図を見て、もうひとつのマックへ。どうしてそこまでしてマックに行かなくてはならないのか。「マック・グラン」食べにくい。気づいたら肉汁のような油のようなものがぽたぽた垂れていて、ズボンに染みを作っていた。訴えてやろうかと一瞬思うが、気を取り直して「往復書簡」でも書こう、と思ったが店内めちゃくちゃ寒いので中止。もう帰ろうと思い、ずいぶん歩いて三田線の切符の販売機に200円入れたが、板橋本町までいくらだっけと思い、とりけしボタンを押して払い戻し、料金表というか地図を見ていたら後ろから中学生の集団に押されたので切符を買う気が失せ、再び日比谷公園へ。ベンチをちょっとずつ移動しながら無線LANの電波を探る。が、どこも不十分なので日比谷図書館の第一閲覧室へ――というわけでいま日比谷図書館でこれを書いています。閉館時刻になったので内幸町駅から三田線に乗り板橋本町まで。そこから歩いて帰る。15分弱。一日中歩き回ったので、右足の付け根というか腰のあたりが痛い。

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なんとも殻の薄い

2004,06,15,Tuesday

すばらしい天気。梅雨はどうしたんだろう。午前中とりあえず部屋の掃除をする。掃除機をかけた。

森健のデビュー作『火薬と愛の星』も読み返す。そうしたら『種を蒔く人』は『火薬と……』の続編だったのね。続けて、『新現実』の『もしも願いが叶うなら』も読んだ。

夕食はいつもいく定食屋。からあげが終わっちゃったということなので、日替わり定食にした。さば。とかそういうことはどうでもよく、どういうわけか店内は負のオーラに満ちていて、充ち満ちていて、もう料理が出てくる前に走って逃げ出してしまいたいほどだった。細かい説明は省くが、たとえば、となりに座っていた人が卵を割るときに白身をテーブルにぶちまけたりした。あるいは、レジでお会計をすませようとしたサラリーマンが、バイトの男の子のあまりのできの悪さ(レジスターを使っているのにもかかわらず、どういうわけか暗算をしているようで、しかもその暗算が遅い)に苦笑したりした。そして一刻も早く食べ終わり外に出たい、というはやる気持ちのせいなのか、自分まで卵の白身をテーブルにぶちまけてしまった。となりの人からなにも学習できなかった自分を恥じた。なんとも殻の薄い生卵だったのだ。あまりにも愛想の悪い男の子にお金を払い外に出たら、グリコさんとふたりでものすごく清々しい気持ちになった。というか元気になった気がした。そしてもっとも不思議なことは、かように負のオーラを醸し出すその店が大人気であるということだった。どうしてだろう、と二人で考えた結果、おいしくて安いからである、との結論に達した。ガリガリ君を買って帰った。

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ペットボトルをすべて

2004,06,14,Monday

すばらしい天気。今年いちばん気持ちのいい日かもしれない。

午前中、溜まりに溜まっていたペットボトルをすべて濯いで、窓際に並べ乾かす。かなり日に当たっているけど、なかなか乾かないもんですね。

『群像』の森健『種を蒔く人』を読む前に、念のため『鳥のようにドライ』を読み返す。近所に新しく家が建つようで、その足場を組んでいるのだが、ただでさえうるさいのに付け加えて、たぶん若い職人連中の私語が否が応でも聞こえてくるので、怒鳴り込んでやろうかとも思うがそんなことできないのでヘッドホンで音楽を聴きながら読書。途中で音楽を聴くのはやめたが『鳥のようにドライ』、『種を蒔く人』と続けて読了。別に集中してしまえば、周りがうるさくても関係ないのだった。

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およびそのほかさまざまな

2004,06,13,Sunday

昼、駅前のとんかつ屋に行く。行く途中、図書館前の紫陽花や、そのほか実にいろいろな場所に咲いている紫陽花、およびそのほかさまざまな種類の植物の写真を撮った。帰りにグリのえさを買って帰る。いったん家に帰ったが、「おいしいものを買ってくればよかった」とグリコさんがいうので再び駅前へ。和菓子を買って帰る。和菓子屋の前に金魚がいたことにはじめて気がついた。

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小説が読めない

2004,06,12,Saturday

朝5時起床。9時過ぎ、マックに行って「往復書簡」を書く。昼頃まで。お昼ごはんは鰻丼。夜、ナポリタン。ダーリンハニー初登場の「エンタの神様」を観る。本屋で『群像7月号』、『新潮7月号』を買ってきた。小説では星野智幸『アルカロイド・ラヴァーズ』、長嶋有『フランソワーズのフランス』、高橋源一郎『メイキングオブ同時多発エロ』などをとりあえず読んだ。だが明らかに、小説が読めない時期が到来しているような気がする。

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ユニフォームを着た女の子

2004,06,09,Wednesday

昼過ぎに寝た。仕事の素材を受け取ってから。夜9時ごろ起きる。起きたら、サッカー日本代表がインドに7-0で勝っていた。そこからずっとコーディング。夜中、オリジン弁当に弁当を買いに行く。日本代表のユニフォームを着た女の子が歩いていた。応援の帰りなのだろう。あれは家から着て行くんですね。いや着ていくかどうかはわかんないか。

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なにかの暗号

2004,06,06,Sunday

午後1時過ぎ起床。だらだらと過ごす。昼ごはんにカルボナーラを作ってもらった。夕方、窪塚洋介がマンションの9階から飛び降りた、というニュースを知り、びっくりする。意識はある、とのこと。真下ではなく、9メートル先のフェンスの上に落ちたので衝撃が和らいだ、らしい。6月6日に9階から9メートル水平に飛んだというわけだ。これはなにかの暗号に違いない。それからレーガン元大統領死去のニュースもあった。深夜、あまりにもお腹が空いたので炒飯を作ってもらった。午前4時就寝。

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