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アメリカシロヒトリの夢

1999,02,02,Tuesday

『SPEED』の四人がツアーの合間に家にやって来た。彼女たちは次の日も朝からツアーの予定が入っているのだが、夜遅くまで眠ろうとしない。僕は彼女たちを出来るだけ早く眠らせなければいけない、と思っている。もし寝不足で明日のライヴに差し支えたりしたら、それは僕の責任だ、と考えている。彼女たちが眠ったのを確認して、僕も眠ろうと自分の部屋へ向かう。玄関を通ったときに緑色の絨毯の上にアメリカシロヒトリが何匹か蠢いているのを見つける。玄関に飾られた匂いの強い花から落ちたようだ。今日、至る所で見かけた毛虫はここから発生していたのだ、とやっと思い当たる。僕の見ている前で、アメリカシロヒトリはどんどん増えていく。夥しい数の黒い毛虫のせいで、自分の部屋へ行くことが出来なくなってしまった。僕は何か他の虫を殺すための白い錠剤を持って来て、毛虫の上にばら蒔く。白い錠剤に触れた部分からブクブクと白い泡が発生して、毛虫は簡単に死んでいく。僕はこのままでは彼女たちが嫌がるだろうと考えて、ガラスのコップの中に毛虫の死体を入れる。白い泡はかなり長い時間出続けていて、黒ビールのようだと思う。

dream 1999,02,02,Tuesday
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