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シーバス・リーガルの夢

2004,03,14,Sunday

ディスカウントストアの「ドンキホーテ」の最上階に「たん熊」ができていた。わたしたちは結局何も買わずに買い物を終えて、最上階へとやって来た。わたしはそこを屋上だと考えていて、屋上に天井があるというのはいったいどういう技術なのだろうと思う。
「ここ、すごく高いんですよね」「ああ、そうみたいですね」とわたしたちは会話をしながら「たん熊」を通り過ぎる。店内は薄暗く、何も見えない。というよりもフロア自体が薄暗く、照明が全くない。照明以外の何かが光っていて、かろうじて薄暗さは保てているようだ。奥まったところに小さなバーカウンターがあり、私たち三人はそこで軽く飲んでいくことにした。
わたしたちが席に着くよりも前に、わたしたちの頼んだものがテーブルの上に並んでおり、席についてすぐわたしたちは飲み始める。フロアが真っ暗になっていないのは、バーテンやウェイターが少しずつ光っているためだった。ウィスキーは「シーバス・リーガル」で、このボトルはこの店ではいったいいくらなのだろうと不安になる。わたしは早々と泥酔し、会計がいくらだったのか後で聞くと、三万いくらか、ということで、一人一万円は高いな、と思う。

2004, 03, 14, Sunday

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