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なんとも殻の薄い

2004,06,15,Tuesday

すばらしい天気。梅雨はどうしたんだろう。午前中とりあえず部屋の掃除をする。掃除機をかけた。

森健のデビュー作『火薬と愛の星』も読み返す。そうしたら『種を蒔く人』は『火薬と……』の続編だったのね。続けて、『新現実』の『もしも願いが叶うなら』も読んだ。

夕食はいつもいく定食屋。からあげが終わっちゃったということなので、日替わり定食にした。さば。とかそういうことはどうでもよく、どういうわけか店内は負のオーラに満ちていて、充ち満ちていて、もう料理が出てくる前に走って逃げ出してしまいたいほどだった。細かい説明は省くが、たとえば、となりに座っていた人が卵を割るときに白身をテーブルにぶちまけたりした。あるいは、レジでお会計をすませようとしたサラリーマンが、バイトの男の子のあまりのできの悪さ(レジスターを使っているのにもかかわらず、どういうわけか暗算をしているようで、しかもその暗算が遅い)に苦笑したりした。そして一刻も早く食べ終わり外に出たい、というはやる気持ちのせいなのか、自分まで卵の白身をテーブルにぶちまけてしまった。となりの人からなにも学習できなかった自分を恥じた。なんとも殻の薄い生卵だったのだ。あまりにも愛想の悪い男の子にお金を払い外に出たら、グリコさんとふたりでものすごく清々しい気持ちになった。というか元気になった気がした。そしてもっとも不思議なことは、かように負のオーラを醸し出すその店が大人気であるということだった。どうしてだろう、と二人で考えた結果、おいしくて安いからである、との結論に達した。ガリガリ君を買って帰った。

2004, 06, 15, Tuesday

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