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50年前の文芸誌
2005,01,11,Tuesday
リブロにて『文學界』、『新潮』、内田樹『他者と死者 ラカンによるレヴィナス』。
喫茶店で買ったばかりの本をいざ読もうと開いた242ページ、高橋源一郎「ニッポンの小説」第二回の最初のページに、これも買ったばかりの一口目のコーヒーをどばっとこぼし、『文學界』は一気にそこだけ50年前の文芸誌みたいになった。ちょっといい感じ。
深夜から朝にかけて梨木香歩『裏庭』を読んだ。以外と『ねじまき鳥クロニクル』なんかと合わせて読んでみるといいのかもしれない。祖母、母、娘の三世代に渡る冒険ファンタジーで、『千と千尋』と合わせて読んでもいいかも。
『他者と死者』はあまりにも、なんというか、すごいことが書かれている本のような気がするので(内田さんの本はぼくにとってはどれもそうなのだが)、ちょっとずつ読むことにする。そしてこの本はきっと何度も読み返すに違いないという予感。
2005, 01, 11, Tuesday