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ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ

2004 12,25,Saturday

グリの餌を買いに行く。その後、焼き肉屋へ。パンとワインを買って帰る。

『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』読了。朝、『アジアの岸辺』読了。おもしろかったので他の作品も読んでみよう。

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新潮クレスト・ブック

2004 12,18,Saturday

『その名にちなんで』読了。ところでぼくはこの「新潮クレスト・ブック」が好きだ。カバーを取ると柔らかい手触りの品の良い表紙で、じっくり最後まで大切に読みたくなる。

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フィネガンズ・ウェイク

2004 12,11,Saturday

昨日は早く寝て今日は昼過ぎに起きたので、ひさしぶりにぐっすり寝た感じ。『その名にちなんで』を読み始める。あとはちらほらと仕事。ブックオフがセールをしていて、単行本がオール500円だったので、この機会にジョイスの『フィネガンズ・ウェイクⅠ・Ⅱ』および『Ⅲ・Ⅳ』を買ってしまうことにする。文庫で買うより安い。でもたぶん、さすがにこれは最後まで全部読まないだろうなという気はするけれども……。

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ペンギンの憂鬱

2004 11,22,Monday

朝、おにぎり。夕方、ガストに行く。帰って焼酎を飲む。往復書簡を書き始める。『ペンギンの憂鬱』読了。

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真夜中の五分前

2004 11,17,Wednesday

リブロで本多孝好『真夜中の五分前side-A』『side-B』、アンドレイ・クルコフ『ペンギンの憂鬱』。

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パレード

2004 11,09,Tuesday

吉田修一『パレード』を電車の中で読み終える。どういうわけか、ぼくはオチがわかってしまったが、それでも「サトル」の行動に感動した。駅前のスーパーでお茶を買ってアボカへ。

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目覚めよと人魚は歌う

2004 11,08,Monday

星野智幸『目覚めよと人魚は歌う』読了。やっぱりこの人の書くものは好きだ。と確信する。全部読もう。あとはなんだ。書いておこう。『最後の吐息』、『嫐嬲』、『毒身温泉』か。

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なんだかものすごく好意的な感想

2004 11,03,Wednesday

片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』、柴崎友香『きょうのできごと』(ハードカバーの方)、『もうひとつの、きょうのできごと』をブックオフで。それぞれ100円。帰ってきて一気に、書いた順番で全部読んだ。

というわけで、やっと『世界の中心で、愛をさけぶ』を読んだのですが、純愛とか恋愛とかいう話よりも、まず、とても倫理的な小説であるとおもいました(表紙の写真が川内「倫」子だから、ではありませんよ)。この小説からぼくが受け取ったメッセージをひとことでいうと、「自分の言ったこと、書いたことには最後まで責任を持ちましょう」ということになるとおもいます。だからこそ、男の子は女の子を必死でオーストラリアに連れて行ってあげようとしたのだし、いっしょにアジサイを見に行く、という約束を(それが不完全な形であれ)果たしたところでこの小説は終わるのです。もちろん、そのすべてのはじまりは、ラジオの番組に送った一通の、他愛もない嘘を書いたリクエストのはがきだったわけです。まさか、そのようなはがきを書いたという理由で、一人の人間が本当に白血病になってしまったりはしないでしょう。でも、「それでも、その責任を引き受けること」が主人公の行動原理となっていて、それが倫理的だなあ、とぼくが感じた部分です(ホテルに行ってもなにもしないし、というのはまた別の話でしょうか)。おそらく、作者はこの小説の中のおじいさんと孫(主人公)のちょうど中間にあたる世代だとおもうのですが(よく知らないけど)、おじいさんの頼みを息子ではなくて孫がきく、というところに現れてもいるように、これは作者の同世代に向けた批判であり、その批判の中身は「ことばを軽んじていては、やっぱり駄目なんだ」というようなことではないのかなとおもいました。というように考えてみると、この小説がたくさん売れて、しかも若い人たちがたくさん読んでいる、という事実が、思いの外、喜ばしいことであるようにもおもえてくるわけです。やっぱり、ぼくもまた「ことばを軽んじていては、やっぱり駄目なんだ」とおもうからです(酔っぱらって自分のいったことをすぐ忘れるけど)。というよりも、ぼくがそうおもっているがために、この小説を読んだ感想がこういうものになっているのかもしれません。でもこれのどこが「世界の中心で、愛をさけぶ」なのか、いくら考えてもわかりませんでした。(読んでいるあいだはぶーぶーいっていたのに、なんだかものすごく好意的な感想になったのはなぜだ)。

『きょうのできごと』は映画を観たあとでははじめて読み返したのだけれど、映画を経たあとでは、会話の生々しさというか生き生きとした感じがよりいっそう際だった気がしました(特に、当たり前ですが女性の一人称のパートが)。不思議と妻夫木くんをイメージすることは少なかったけれど、女性陣は田中麗奈や伊藤歩や池脇千鶴がそのまましゃべっているかのように読んでいたようにおもいます。逆にいうと、映像というものが文章を規定する力はすごい、ということで、さらに逆にいうと、文章というのは非常にイマジナブルなんですね。だからこそ映像化することの危険性もあるわけですが、『きょうのできごと』は原作と映画の関係がとても良好で、相互補完的に楽しめるものになっているとおもいました。

『もうひとつの、きょうのできごと』は、『きょうのできごと』の作中人物たちそれぞれの別エピソードを書いた短編作品集&写真集なのですが、いちばんすごいなとおもったのは、もはや作中人物たちが知り合いであるかのようにおもえてしまうことで、ついつい続編を期待してしまうし、こういう存在の立ち上がり方というものは、やはり保坂和志に通ずるところがあるようにおもいます。

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もう朝

2004 10,29,Friday

星野智幸『ロンリー・ハーツ・キラー』。それから、安野モヨコ『花とみつばち』の5巻と6巻。をブックオフで。深夜から『ロンリー・ハーツ・キラー』読み始め、5時間くらいで一気に読んだ。おもしろい! これはすべての作品に当たらねばなるまい。『目覚めよと人魚は歌う』も文庫化されたところだし。星野さんの小説はよく中上健次やマルケスなんかが引き合いに出されるのだけれど、ぼくはちょっと大江健三郎も入ってるかなという気がしました。気づいたときにはもう朝で、でもおもしろかったのでちょっと興奮し、読後の余韻で星野智幸さんの最新作の『アルカロイド・ラヴァーズ』(『新潮7月号』)を読みなおしはじめてしまった。半分くらい読んだところで寝る。前に読んだときよりも格段に星野作品に対する読解力が上がっているようだ。

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読書の秋

2004 10,26,Tuesday

3時頃起きる。雨。朝に続き『二十世紀』の(下)にとりかかる。途中で、こないだドゥマゴ文学賞を受賞した『新潮9月号』の田口賢司『メロウ1983』を読了。読みかけだったが頭から読み直す。単行本では『メロウ』に改題したようだ。昨日本屋で見たけど、虹色のとてもきれいな装丁の本です。田口賢司という人はきいたことがなかったけれど、10年ぶりの小説という『メロウ1983』はとてもおもしろかった。いまや懐かしいポップ小説といったところか。初期の高橋源一郎っぽいところもあって、とてもよかった。読後になにも残らない。ということが残る。すばらしい。飯も食わず夜まで読書。9時過ぎ、やっと食べに出る。モスでも読書。途中で会社帰りのグリコもやって来る。こんなに本を読むのは読書の秋だからかな、とおもったので「読書の秋だからかなあ」といったら、「一年中じゃん」といわれて、なんだかなんとなくがっかりしてしまいました。

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