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仙台二日目

2004,05,04,Tuesday

6時起床。それからグリコが起きるまでの2時間、ネットやら、日記やら。8時半、朝食を食べに朝食を食べるための場所へ。このホテルの朝食はパン食べ放題、飲み物飲み放題のブッフェ・スタイルであった。もちろん、ただ並べられた数種類のパンをトレーの上に好きなだけ乗せて食べる、というだけのことである。ここのホテルはかなり格安なので、客はほとんどみな若く、まるで学食みたいな雰囲気だ。ここで「クリームパン事件」が勃発。それは、ぼくの手に取るパンの中身がことごとく「クリームパン」だった、という大変悲劇的な事件であった。まず、いただきます、といってかじった一個目がプレーンなパンかと思いきやクリームパン。いきなり甘いのはね、しかもクリームパン嫌いだし、ということで半分残し、はい次。ロールパン。これもプレーンなものかと思いきやバターが中に。おいしい。というわけで同じ形のパンを持ってくる。これがなんとクリームパン。ああ間違えた隣のやつかな、と思って持ってきたらそれもクリームパンなんですよ。それなら違う形にするか、なんか書くかしてくれよ、と思いませんか。結局、2個半食べましたけど。

というわけで、今日は雨が降ることを見込んで、遠出はせずに市内のいろんな場所に行くことに決定。まずはデパートに傘を買いに。その後、「るーぷる仙台」という市内循環バスに乗り、各地をめぐることに。ここで一日乗車券600円を買うことも忘れていませんよ。まずはめちゃ込みの中、仙台城趾へ。仙台城は別名、青葉城です。伊達政宗の像の下で写真を撮ったり、撮られたり。松島で見かけたカップルを二組見つけたり。と思ったら、昨日行ったけど食べれなかった牛タン屋があるじゃないですか。昼前だけど、もう並んでるけど、さっそく名前を記入しておき、その店を中心に周辺をぶらつくことに。途中何度も確認しに行くものの、さすがに牛タン定食は客の回転が悪いようで、遅々として消化されぬ名前の列。おそらく1時間ほど経過したところでようやく席に着く。ここでこの旅4杯目の生ビール。そして牛タン定食1,5人前。昨日のお店と甲乙つけがたい、というか勝るとも劣らない牛タン。たまらず麦飯をお代わりします。もうなんというか、食べ終わり、会計を済まし、店の階段を下りた途端にまた列に並びたいくらいおいしい。いいすぎだけど。さて、至福の時を過ごした後は、腹ごなしにちょっと歩くことに。「鑑真和上展」が催されている仙台博物館を素通りし、道に迷いつつ、宮城県立美術館へ。ここではいろいろな絵や立体を見ました。昔より確実に立体がおもしろく感じられます。なんというか、「モノ」がここにある、という感じがすごくいいですね。んで、バスに乗って帰ろうかと思ったけどバスが1時間くらい来ないみたいだし、雨もけっこう降ってきたしなので一回バス停に行ったけどまたもどって美術館内のレストランでコーヒーを飲む。で時間が来たのでバス停に行きバスに乗ったらこれがめちゃこみだが、でも一駅で降りるから我慢。それにしても人多すぎ。宿に一番近いメディアテークで下車。なんとなく建物の中へ。なにをするところなのかよくわからない近代的なスペース。の片隅に、最近はやりの本やCDや美術書のセレクトショップめいた一角を発見。東京にもあるじゃん、というつっこみを控えつつ、大竹伸朗の豊富な作品群をしばらく立ち読み。ここから宿はすぐ近く。いったん帰ることに。んで、グリコはんは調子悪いようで1時間くらい横になる。ぼくはビールを。8時半過ぎ、宿からほど近い、この旅の主要目的でもあった「べこ正宗」へ出陣。この店の「とろ牛たん寿司」が食べたい、と思って仙台に来たら、偶然、ホテルからものすごく近かったのです。だがやはりものすごい人。すごい才能がある人、という意味ではなく、ものすごくたくさんの人。一応名前を書き、宿へ戻る。で30分くらいしてから再度出陣。で、そっからさらに30分以上待ったのかな。馬鹿じゃなかろうか、と思いながらもだらしなく並び続けてしまい、本当に恥ずかしい。そんなこんなでやっとのことで入店させていただく。「るーぷる仙台」といい、「伊達の牛たん」といい、「べこ正宗」といい、それほどのキャパシティがあるわけでもないのに、何らかの不自然な力によって極端に人が集中してしまっているという印象。あ、ゴールデンウィークだからか。まあビールと牛タンで、待ってたことなんかどうでもよくなってしまうわけですけれども。しかしながらあんなに並ばされると怒りに近いものが沸々とわき上がってくるもんですね。みんなよく平気な顔して並ぶよな。たいしたもんだ。

2004, 05, 04, Tuesday

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