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エレクトリック・マイルス

2004,07,01,Thursday

午後の2時頃起きました。毎週、なんだかんだしているうちに東大へ行く時間になってしまいます。そう、菊地成孔さんの講義にもぐりこんでいるのです。もぐってもいいということなので。そのような寛容さには心を打たれてしまいます。この寛容さは、滅多にあるものではないと思うのです。今日の講義後は実家へ帰るつもりだったのですが準備が整わず断念。今日は1969〜1975年、電化された後のマイルスを中心に。エレクトリック・マイルスです。豆電球をスーツにいっぱいつけたマイルス・デイヴィスが闇夜に突如として浮かび上がる。というような情景が咄嗟に思い浮かびます。講義終了後、例によって歩いて渋谷へ。あんなに混んでいる電車に乗るよりよっぽどましだとぼくは思うのです。歩けるうちに歩きたい。とまるで老人のごとく思いつつ、歩いてたどりつく渋谷はそれほど嫌な感じがしないので不思議です。おそらく、ぼくはハチ公口周辺が嫌いなのでしょう。湿度が低くとても気持ちがいい、こんな渋谷はひさしぶりです。ビアガーデンに行きたい。でも一人でビアガーデン?などと思いながら身体が渋谷にやっと馴れてきたので、少しうろうろします。HMV、タワレコ、レコファン。なにも買わず池袋へ移動し、またもやHMV。メトロポリタンプラザ店。HMVは今度の土曜日にポイントが3倍になるとのことなので今日買う気はしないに決まっています。買い控えというやつですね。リブロにも行きます。いっそのことリブロとジュンク堂とHMVとタワレコが同じビルに収まって欲しい。どうでもいいですがリブロからジュンク堂へ向かう交差点の信号はいっつも赤です。片岡義男『影の外に出る』を読んでいると閉店時刻になったので、サンシャイン通り沿いのHMVへ。こちらは遅くまでやっているのです。ぼくはそのように時間を潰して、なんとなくグリコさんの帰宅を待っていたというわけなのです。しかしながらその日、ぼくは携帯電話を充電し忘れていました。そんなところへ鳴る電話。わずかに残ったかけがえのない電池が、よりによって中学校時代の友人からの突然の電話により消費されてしまいました。なにもこんなときにかけてこなくてもいいじゃん。年に一回くらいなのに。と思ってもどうしようもない。もううんともすんともいいません。急いで帰らなくては。もうすぐグリコさんから連絡が来るはずだから。なんだかんだで一日なにも食べていない、なにも飲んでいないぼくは帰ってお茶を一気飲み。Tシャツにこぼすほどの勢いです。グリコさん帰宅するとのことなので駅へ迎えに。連絡がつかず立ち往生、などという事態が回避されて一安心です。そんなわけで、ひさしぶりに「じゅうにつぼ」へ。ここはなんでもおいしい、と毎度のごとく思います。7月になったので、なんとなく一人飲みを解禁することにし焼酎(黒丸)と氷を買って帰ります。「G7」のバナーを作らなきゃいけないのですが、ウィンブルドン準決勝に釘付けになってしまいました。まさかダベンポートには勝てると思っていなかったのですが、シャラポワさん勝ってしまいました。こんなに早くウィンブルドン決勝に上ってくるなどとは思ってもいなかったので、びっくりしてしまいます。試合後半のあの集中力の質の高さと持続力には目を見張るものがありますね。まるで目に見えるようなシャラポワの集中力によって、会場は完全に彼女のリズムに支配されていました。セレーナとの対決が実に楽しみになってきつつ朝5時就寝。

2004, 07, 01, Thursday

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