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グラム売りのお総菜

2004,07,02,Friday

オリジン弁当に行くと必ず「若鶏のからあげ弁当」を頼んでしまう。のはどうしてなのでしょうか。呪いですか。それとも魔法? もうかれこれ10回連続ぐらいです。毎回、今日は違うのを食べよう、と思って家を出るのですが、今日もからあげにしてしまいました。咄嗟に口をついて出るのが「からあげ」なのですね。もしかしたらオリジン弁当のおばさんは、ぼくのことを「からあげくん」と密かに呼んでいるかもしれない。などと考えると、いよいよもうからあげ弁当しか頼めない身体になってしまいます。まあおいしいからいいのですが。なんて別に考えていませんよ。口から出任せです。しかしながらぼくはグラム売りのお総菜を買うことができません。これは本当です。大の男がなにをちまちまと。などと野蛮にも思ってしまうのです。いくぶん男性中心主義的に。「グラム売りのお総菜」ということば自体、「マッチ売りの少女」みたいで(ぜんぜん違いますが)、なんともフェミニンな香りがしますし、しかも貧乏くさいわけです。こいつぁ女子のすることだ、ちげえねえ。と30%くらいは本気で思ってしまうのです。というのはもちろん冗談というか冗談じゃないにしても、あれはめんどくさいんですよ。いや少なくともめんどくさそうと思わせます。それとなんとなく気恥ずかしい感じ。絶対に動作がぎこちなくなるであろうことが、これはもう明確に予想されます。挑戦してみよう。と内心ではいつでも思っているわけですが、まだ一度も試してみたことはありません(どんだけ臆病なんでしょうか)。

そんなこんなでからあげを揚げてもらっているあいだに向かいのファミマで焼酎と落花生を買いました。チェアマンの家で飲んだ鍛高譚がおいしかったので、それを買ってみたのです。オリジン弁当というところは、あの、待っているあいだがどうしていいかわかりませんね。誰もいないときはベンチに座っていれば問題ないのですが、先客がいてすでにベンチが使われているとお総菜の前あたりに曖昧に立ちつくすしかないわけです。あれ、困ります。なんとかしてください。

そうだ。焼酎を飲むペース。というものがよくわかりません、話は変わりますけど。たとえば720mlの焼酎はだいたい何日で空けるのですか。当方、飲み方はロックです。と答えは明らかにケースバイケースであろうことが予想される質問を投げかけて終了。

2004, 07, 02, Friday

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