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寝間着のままでBBQ

2004,08,01,Sunday

今日は高校時代からの友だちとバーベキューをしましたよ。BBQです。多摩川で。だから実家に帰っていたのですね。そんなわけで真っ赤です。腕や顔や脚が。痛い。ちょっとやばいくらいに赤い。これはほとんど火傷といってもいいです。これからはぼくのことを火傷と呼んでいいよ。という意味ではなく、火傷みたいに日に焼けたという意味です。でもそもそも日に焼けるというのは火傷と同じなのですから、これは火傷だ、と断言してもいいわけです。つまりぼくはBBQで火傷をしました。というとほんとに火傷をしたみたいですね。鼻の頭が赤いのは酔っぱらっているのではありませんよ。

まずは買い出しに行きました。今回のBBQプロデューサーであるYくんが「内臓。内臓」というので内臓を買いました。テッポウとコブクロです。直腸と子宮。だということは後で知りました。それからBBQっぽい肉や野菜、ビール、その他などを買いました。予定では買い出し後に肉の仕込みなどをぼくの家でする、ということだったので、近所に買い物に行きます。といういかにもな格好でぼくは近所のスーパーへ買い出しに行ったのですが、結局ぼくが家に戻ることはもう二度とありませんでした。急遽Hくんの家で仕込みをすることになったからです。だから今日ぼくは寝間着のままでBBQをしたのです。

Hくんの家の台所を無理矢理貸してもらい、BBQのための仕込みをします。野菜を切ったり、内臓をどうにかしたりしたのです。といってもぼくはただ見ているだけでした。内臓って、ほんとに内臓なんですね。びろーんとつながっていて、どうすればいいかわかりません。とにかくごめんなさい。という気分にさせられます。本当にどうすればいいかわからなかったので、とりあえず携帯電話から「コブクロ」をググってみたのですが、予想通りあの二人組が何件もヒットし、得たい情報はなにも得られず(豚の子宮ということはわかりました)、今日ほどあの二人組の存在を呪ったことはありませんでした。というわけで、とりあえずYくんがテッポウもコブクロもぶつ切りにし、とにかくもうすごい匂いなので塩でもんだり焼肉のタレに漬け込んだりし、実父ロックして、Hくんの家の台所にものすごい匂いを残したまま川へと向かったのです。ちなみにHくんの実父は警察官です。

今日の東京西部はものすごい強風で、BBQ日和というわけにはちょっといきませんでした。あまりにも風が強いのでなかなか火がつかず、もう少しであきらめて家に帰るところでしたが、いったん火がつくとあっというまに燃え上がり、ほとんど火事同然でした。炎をまったくコントロールできていませんでした。風下にいる人が「なんだよあいつら。危ないな」という顔でこっちを見ていましたが無視です。でも風下にいる人に燃え移らなくて本当によかった。

とまあそんなわけで、いろいろなものを焼き、そのすべてが強風によってたちまち灰まみれになり、否が応でもBBQ気分を盛り上げる絶妙なスパイスとなって、ビールもこの上なく進みました。ただぼくは内臓系は一切食べませんでした。Yくんが食べるには食べたのですが、臭くてだめだったそうです。やっぱ内臓は素人には無理だ。という教訓を得た彼はあんなにも仕込みに時間をかけたコブクロを石の上に捨て去りました。これぞほんとのホルモン(ほおるもん=捨てるもの)です。テッポウはとなりでBBQをする若者たちにジップロックごと差し上げました。食べたのでしょうかね。

やがてお腹が一杯になると、石を投げたり、石を投げられたり、寝間着のまま川に入ったり、寝ている人のお腹に石を乗せたりしました。そうしているうちに日が傾いたので片づけをし、第一回コブクロBBQは滞りながら終了したのでした。おしまい。

2004, 08, 01, Sunday

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