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オリンピックは平和の祭典

2004,08,20,Friday

もちろんオリンピックを朝から晩まで観ているわけです。ぼくはオリンピックが好きです。でもゾウさんの方がもっと好きです。いやオリンピックの方が好きです。えーと。どうですかね。やっぱゾウさんもけっこう好きだな…と話が進まないので両方とも好きということにしておきなさい。先に進みなさい。

「オリンピック」ということばがまず好きなんですね。そして4年に一度みんなでやりましょう。みたいなところも好きです。ぼくはオリンピックイヤーに生まれたので計算が楽ちんです。なにを計算してるのかよくわかりませんし、決して手放しで平和の祭典!平和の祭典!などと床の上を転げ回って喜んでいるわけでもありません。もともと古代オリンピックとは戦争の代理であり、オリンピック開催期間は休戦とされていました。オリンピックによる休戦期間を指す「エケテイリア」ということばまであるそうです。いってみれば、人間という存在に根源的に宿る暴力をどのようにコントロールするのか、という命題へのひとつの回答であるわけです、オリンピックとは。しかしながら近代オリンピックはその例に反して第一次、第二次大戦を理由に開催を中止した、という歴史的事実を踏まえるならば、オリンピックが行われている、ということは、とりあえずの平和を意味するといっていいのかもしれません。が、平和という語の意味の曖昧さがもはや許容できぬ、といったのっぴきならない世界に住まう以上、こういった語の使用は慎むべきか、もしくはことあるごとにバシバシ使った方がいいので、オリンピックは平和の祭典です。平和の祭典です。平和の祭典です。

というわけで各国のオリンピックサイトがおもしろいですよ。

2004, 08, 20, Friday

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