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掃除なんてしてる場合ではなかった

2005 06,01,Wednesday

アボカスタジオの掃除。3時間。途中で山のように積み上げられた洋服に気が狂いそうになる。このようにたくさんの洋服を買わせる欲望、そしてたくさんの種類の洋服を身につけたいという願望について、まあここには書かないが、考えつつ、すべて畳んだった。すべて畳んでやった。の意。すべてのボタンをはめて。すべてのジッパーをあげて。ドラッグストアに行き、ウェットティッシュ詰め替え用購入。スーパーマーケットでヨーグルト。ジャワティ。バナナ。六日だと思っていた仕事の締め切りが今日だと突然知らされる夕方。グリコが勘違いしていたようだ。ショック。大あわてでやる。掃除なんてしてる場合ではなかった。

diary 2005,06,01,Wednesday
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バナナが売り切れで

2005 05,29,Sunday

朝起きたら、腹痛。原因不明なり。全宇宙が。ぼくの。お腹に向けて収縮する。かのごとくであった。再度寝る。起きたら、回復。池袋へ。リブロで何気なく手に取った本が二冊続けて「ピエブックス」という出版社のものだった。北欧デザインものと、ベトナムもの。そしてぐるっと一通りフロア中のデザイン関連、写真関連、美術関連の、おしゃれで、かっこいい、いかした雑誌群を立ち読みし、上のフロアに上がり、仏教もの、哲学もの、文芸批評もの、といった、およそおしゃれとは無縁な、しかし、いかした複数の本を閲覧した後、今一度先ほどのフロアへと下り、あらためていちばん最初の棚に行って、なんとなく一冊の本を手に取ったところ、それがまたしても「ピエブックス」であった。愕然とする。なんということであろうか。なにかの陰謀だろうか。オニツカタイガーものの本。互いにその内容としては無関係であるといってよいかと思うが、なにか共通のテイスト。とでもいったものを無意識のうちに読み取っていたのかしら。わたくし。不思議なこともあるものだ。リブロでは『プロとして恥ずかしくないwebデザインの大原則』。これを買うプロはきっと恥ずかしかろうと思うよ。よく考えたら。ジュンク堂で星野智幸『アルカロイド・ラヴァーズ』(サイン本)。初出掲載時に読んでいたので、単行本を買うのは控えていたが、著者本人のサイトで、サイン本を書き置いてきた旨を知り購入に至ったのであった。都会って、いいね。スターバックスは通り過ぎ、ベローチェで読書。美容院へ行ったグリコを待つ。合流後、「つばめグリル」にて食事。二日間で、これ、二回目の食事なのであり、多少の贅沢は許されるところですよね。ね?と神さまに断りを入れつつ。食べる。旨い。店員。かわいい。電車で。帰宅。の前にスーパーマーケットにて牛乳。ジャワティ。ヨーグルト。今日はバナナが売り切れであった。荷物が。重い。なんだかんだで、10冊もの本を持ち歩いていたのだった。

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靴とTシャツと素足

2005 05,18,Wednesday

今日は池袋に行きました。電車に乗って。ひさしぶりに電車に乗ったので緊張しましたよ。本を忘れたので、どこを見ていいかわからないのです。わからないってこたあないですが、向かい側の座席には高校生の女の子がふたり座っていましたから、その向こう側の窓の景色を眺めることがためらわれました。なに、あの人。こっちをじろじろ見て。いやらしい。と思われたくないのですか。と自問自答したところ、べつに思われてもいいです。けど、やっぱり、なんだか、見ることがためらわれるのは確かです。という結論に落ち着いたので、しかたなくじっと手を見たりしました。石川啄木のように。というのは嘘で、この世界にはひざのきれいな女の子とひざのきれいじゃない女の子がいるけど、ひざのきれいな女の子もひざのきれいじゃない女の子もそれぞれ魅力的だなあ。などと意味もなく考えたりしていたということは女子高生の脚を見てたってことじゃないか!

そしてTシャツを買いました。Tシャーツです。町田康風にいえば。2枚買いましたよ。それから靴を買いました。オニツカタイガーがもうほんとぼろぼろで、ソールがすり切れて雨が降ると靴の役目を果たさなくなったのです。これは指摘されると恥ずかしいのであらかじめいっておきますが、アディダスの「dragon」というのを買いましたよ。わざとです。最近、復刻されたモデルみたいです。なんだかちょっと照れくさいですか。と自問自答したところ、ちょっと恥ずかしいが、ちょっといい感じでもある。半々だな。ということでした。まあなによりもまずデザインが気に入ったのです。いま気づきましたが、タイガー&ドラゴンということになってしまいました。どうでもいいですか。

そしていまそれを履いてこの文章を書いています。素足に。新しい靴を買うと、まず部屋の中で履いて、ちょっと過ごしたい。という気分にならないですか。ぼくはなります。というわけで靴とTシャツと素足でした。またねー。うん。またねー。

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四月になると彼女は

2005 04,01,Friday

4月になりましたね。4月になるといつも「四月になると彼女は」を思い出します。サイモン&ガーファンクルの歌ですね。でも歌のことを思い出すのではないのです。「四月になると彼女は」ということばを思い出すのです。もしかしたら「四月になれば彼女は」かもしれないのですが、ぼくが思い出すのは「四月になると彼女は」です。四月になると彼女は。ぼくはいつも4月になると「四月になると彼女は」を思い出し、「四月になると彼女は」のあとにはどんなことばが続くのかなと想像します。四月になると彼女はなんなのだろう。いったい彼女はどうなるのだろう。でもさっぱり思いつきません。そしてぼくの頭の中には「四月になると彼女は」だけが残されることになるのです。

というわけでページをリニューアルしてみました。嘘です。リニューアルしてません。嘘です。リニューアルしました。上の方のやつがくるくるするので、右側のHOMEHOMEを連打してくださいませ。嘘です。いや、嘘です。くるくるしますし、連打してください。そんなわけで4月からは毎日更新します。嘘です。これはたぶん本当に嘘です。

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解の公式

2005 03,08,Tuesday

コートを着ないで外に出てみる。長袖Tシャツの上に半袖のTシャツだけを着て。でもあったかい。こんなに一気に薄着になったことなんて今までにあったかな。商店街の本屋で『群像』と『新潮』と『文學界』を買う。それぞれ一冊ずつしか置いてないので、おれが買っちゃっていいのだろうか、といつも思う。来月はリブロまで行こう。ビルディでオムライスを食べ、ドリンクバーのホットコーヒーを飲みながら、目に付いた記事からざくざく読んでいく。まずは『群像』の星野智幸による高橋源一郎の『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』の書評。次に高橋源一郎と山田詠美と島田雅彦の座談会。『文學界』に移って村上春樹のロングインタビュー。高橋源一郎の『ニッポンの小説』。『新潮』に移って斉藤環による青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』の書評。村上春樹の連作短編、東京奇譚集2『ハナレイ・ベイ』。ちょっと離れた壁際の席では、女子高生のふたり組がテスト勉強をしている。ふたりは声を揃えて「解の公式」を諳んじていて、それはふたりの声の高さの違いにより必然的にハモってきこえ、こんなに美しい「解の公式」をきいたのははじめてのことだなと思う。

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ケーキ屋でケーキ

2005 03,05,Saturday

バイクのプレゼントをぎりぎりまで選んで下北沢へ。7時には間に合わなかった。ケーキ屋でケーキを買っていく。下北のドラマとか古本屋に寄りたいのだが、いつも約束の時間ぎりぎりに到着することになるのでまったく寄ることができないでいる。月に何回かは来ているのに。

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ベリーと遊ぶ

2005 03,04,Friday

夕方、立川へ。寒い。NくんとHくんと待ち合わせて適当な居酒屋へ。ポラロイドで写真を撮る。Hくんは帰ったが、会社の人と飲んでいたYくんと合流してNくんの家に5年ぶりくらいで行くことになった。3人でビールを飲む。犬のベリーと遊ぶ。Yくんはいつものように寝はじめ、ぼくはNくんのパソコンで音楽を作った。一曲、完成させ、朝6時ごろ車でモノレールの駅まで送ってもらい立川へ。モノレールから見る雪景色はとてもきれいだった。

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踏切が嫌い

2005 02,24,Thursday

今日はモスへ行きました。新しくなっておいしくなったらしいロースカツバーガーを食べました。でもおいしくなったのかどうかはわからない。そんなことわかるわけがない。もともとおいしかったし、新しいのも同じくらいおいしいように感じられた。というかぼくには不味いものがない。なぜならなにかを食べるときにはいつだって限界までお腹を空かせているから。もうなにを食べてもおいしい。毎回「死ぬとこだった!もう少しで!」と思いながら食事をしています。この東京砂漠で!

あ、そういえば、カツがいつまでも冷めないなあ、とは思いました。もう食べ終わりそうなのに熱くて火傷しそうなくらいでした。でもそんな温度的な新しさなわけありませんよね。「冷めなくなって新登場!」なんて。なにか変わったのかしら。なにが変わったのかしら。

あとそれから、煙草を吸いながらものを食べてる人はもうやめてください。と煙草を吸いながらものを食べてる人を見るたびに思います。

それから線路を渡った先にあるスーパーへ行きました。ぼくは線路が嫌いだ。いや違うな。線路ではなくて踏切が嫌いです。

踏切を渡る生活をぼくはほとんどしてこなかった。踏切のこちら側でほとんどの用事は済んだし、ぼくの住んでいた街は踏切の向こうは寂れていて、もはや機能していなかったので、そこに住む以外の人が向こう側へ行く理由はほとんど存在しなかった。でもいまいるところでは踏切を頻繁に渡らなければいけなくて、それが苦痛といえば苦痛。

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麦茶を飲んじゃ駄目

2005 02,20,Sunday

チェアマンちの台所で目覚める。起きたときには部屋には誰もいなかった。なんとなく、ふたりが出かけていった音が聞こえていたような記憶がある。どこに行くのかな、とおもった覚えがある。パンでも買いに行くのかな。パソコンの上に書き置きがあって、ふたりはおしばいを観に行くとのことだった。いったん起きはしたもののぜんぜん駄目なので、麦茶をいただいてからもう一度寝て、3時頃に起きたらもっと駄目だった。そりゃないぜ、とおもう。そりゃないよ、かな。でもきりがないのでとりあえず外へ出ることを決意し、コートを着るところまでは何度もいくのだが、一度外に出て鍵をポストに入れてしまったらもう部屋に入れずトイレに行けなくなるのでなかなか踏ん切りが付かない。といっても起きてからは一度も吐いてなくて、でもこの吐き気を抱えたまま外に出ていっていいのか、という気持ちがあるのだ。コートを着たり脱いだりする。これを隠しカメラで撮影されていたらなにをやってるのかとおもわれるだろうな、と考えたりする。すごく無意味で、きりがないので思い切って外に出る。が、やっぱりぜんぜん駄目で一歩ごとに吐きそうだった。前を歩いていた女の子があまりにも歩くスピードが遅いので、いま吐いたらかかっちゃうかもしれないからもっと遅く歩こう、と考えてゆっくり歩くことにしたりした。でもそんなのかかっちゃうわけない。いくらなんでもそんなに近くはない。というか吐くときにはきっと立ち止まるはずなのだ。酔っぱらいの考えることっておかしいですね。

やっとのことでセブンイレブンにたどり着き飲み物を物色するが気に入ったものがないので何も買わずに出て、今度はローソンに入ってクエン酸の入ったスポーツドリンクを買う。どういうわけか「クエン酸、クエン酸」と決めてかかっていて、それ以外のものを買うなんてことは断じて許されない雰囲気だった。いまにも吐きそうなのに飲み物をちゃんと選んでいるところがおかしいですね(結果的には全部吐いたのでなにを買っても同じだった、ということも含めてなんだかおかしい)。

電車に乗る。電車に乗ったらやばそうな感じだったけど、乗ったら案の定やばかった。急行に乗るか、座れる各停に乗るか迷った末に座れる方を選ぶ。そして一駅ごとに、降りてトイレに行くか、もう一駅行けるのか、の判定をし、結局、下北沢で降りた。限界だった。ぼくは途中で降りて駅のトイレにぎりぎりで駆け込む、というのは何度もあるけれど、電車の中ではたぶん一度も吐いたことがなくて、自分は本当に恥ずかしがり屋だなあとおもう。だっていまにも吐きそうなのに普通の顔をしてトイレに行くから。

トイレは新宿寄りのホームのいちばん端っこにあって、ぼくが降りたのは反対側のかなり遠いところで、そういうときホームは無限に長く延びてしまう。砂漠の蜃気楼みたいに歩いても歩いてもたどり着きそうにないのだ。砂漠なんか行ったことないけど。そしてなんだか棺桶の上を歩いているみたいな気がしてきた。灰色の長く延びた棺桶。

でもちゃんとたどり着いて、トイレに入って即リバース。reverse。そうなのだ。麦茶を飲んじゃ駄目なのだった。まずは「903」が出てきて、そのあと麦茶が出てきた。どうして混ざってないのか不思議だ。汚い話でごめんなさいね、ほんと。あの麦茶吐くときの感じって最悪だ。お茶系は総じて駄目だとおもう。

新宿の手前でグリコから電話がかかってくる。まるで神の助けみたいなタイミングで。新宿で待ち合わせ、いっしょに帰った。それからその日の深夜まで、宿酔いが続いたのだった。

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酒豪部

2005 02,19,Saturday

池袋の東武で鹿児島物産展。塩ラーメン食べる。鹿児島のラーメンって、別に名物ではないよなあ。きいたことないものなあ。それからチェアマンちへ。web会議。途中から酒豪部に。朝まで飲む。途中から記憶がなくなる。

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